レジェンドライダー・ロッシ選手が“ロッシ先生”に? イタリアで開催される「ヤマハVR46 マスターキャンプ」とは

ヤマハは、世界へ羽ばたくライダーの発掘・育成の一環としてバレンティーノ・ロッシ選手が主宰する“VR46 Riders Academy ”と共に若手ライダー育成プログラム「ヤマハVR46 マスターキャンプ」を開催します。

アジアンライダーを中心に総勢5名を招集

 ヤマハは、2019年9月4日から5日間に渡って “Monster Energy Yamaha MotoGP” のライダー、バレンティーノ・ロッシ選手が主宰する“VR46 Riders Academy ”と共に若手ライダー育成プログラム「ヤマハVR46 マスターキャンプ」をイタリアで開催します。

バレンティーノ・ロッシ選手が主宰する「ヤマハVR46 マスターキャンプ」

 5月に続き2019年2度目、通算6回目となる「ヤマハVR46 マスターキャンプ」では、タイ2名、マレーシア1名、カナダ1名に加えて、参加延べ15か国目となるフィリピンからライダーを招集します。

「ヤマハVR46 マスターキャンプ」は、ロッシ選手のホームタウン、タヴィリアにある自身の施設「モーターランチ」やMotoGPが開催されるミサノワールドサーキットマルコシモンチェリなどにおいてVR46 Riders Academy 出身のGPライダーなどをインストラクターに招き様々なカリキュラムに基づいたトレーニングを実施するものです。

世界へ羽ばたくライダーの発掘と育成

 ヤマハは、世界へ羽ばたくライダーの発掘・育成を目的に、2015年よりステップアップのための環境整備を進めていますが、「ヤマハVR46 マスターキャンプ」はその一環として2016年にスタートしたものです。

 これまでに7回のトレーニングを実施し、日本、インドネシア、タイ、マレーシア、オランダ、フランス、フィンランド、ウクライナ、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダ、ブラジル、オーストラリアの計14ヵ国から、YZF-R25やR3でレースに参戦している10代の若者を中心に、女性1名を含む37名が参加しています。
 
 過去の参加者においては、参戦中のレースにおける成績向上、年間参戦レースカテゴリーのステップアップなどの成果も見られており、スーパースポーツ300世界選手権、CEVヨーロッパ選手権Moto2、アジアロードレース選手権で活躍するライダーたちの飛躍が期待されています。今回の発表に際し、バレンティーノ・ロッシ選手は以下のように話します。

●バレンティーノ・ロッシ選手談(Monster Energy Yamaha MotoGP)
「第8回マスターキャンプが近づいてきました! これまで参加したライダーや、この活動を支援してくれる様々な分野の専門家たちの意見を取り入れて、前回からプログラムの内容を変更しました。その結果、前回のキャンプはこれまでで最も成功したものになったと思っています。そしてこのことが、私だけでなくVR46のライダーたち、マスターキャンプのスタッフたちにも、より一層のモチベーションを与えてくれたのです。

「ヤマハVR46 マスターキャンプ」を主宰するバレンティーノ・ロッシ選手

 今回参加するライダーたちについては非常によい評判を聞いているので、彼らに会うことがとても楽しみです。私たちは心をこめて、彼らにハードワークを促します。彼らは毎日、とても疲れてしまうでしょう。でもプログラムはたくさんの楽しみであふれているので、すべての時間をエンジョイしてくれると思います。

 若いライダーたちがキャリアのなかで高みを目指すためには、オンロード、オフロード両方の訓練が非常に重要です。VR46 Riders Academyがすべてのセッションでライダーたちを導いていきます。彼らが自分自身を限界までプッシュしてくれることを期待し、プログラム終了後には確かな成長を見たいと思っています」。

【了】

バレンティーノ・ロッシ選手が主宰する「ヤマハVR46 マスターキャンプ」

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