ホンダ「400X」がフロント19インチ化し堂々たるスタイルに! いち早く実車をチェックし、プロジェクトリーダーにその理由を聞いた

過去に一世を風靡した400ccクラスのバイクは、以前ほどの勢いはありませんが、ホンダは現在も新型開発に注力しています。車高の高いクロスオーバーモデル「400X」は、日本の道に丁度良いサイズを実現しています。

ホンダが400ccモデルを作り続ける理由とは?

 ホンダのクロスオーバーモデル「400X」がフルモデルチェンジとなってHonda Dreamより3月22日(金)に新発売されました。

クロスオーバーモデル「400X」

 昨今では勢いが乏しい印象が否めないヨンヒャククラスですが、ホンダはまだまだこのセグメントに力を注いできます。限定解除時代はヨンヒャクこそ日本のスタンダードでしたし、日本の道に“ちょうどいい”のは今も変わりません。

 さて、新型「400X」の実車をいち早く目の当たりにしましたが、ブロックパターンイメージの19インチフロントタイヤを履き(従来は前後17インチ)、アドベンチャームードが一気に高まった印象です。

 ラジエーターシュラウドが大型化され、ウインドスクリーンも従来モデルより20mm高く。リアサスペンションもストロークが伸び、クラスを超えた堂々としたフォルムとなっています。

フロント19インチ化の理由は?

 開発責任者の井上善裕さん(本田技術研究所 二輪R&Dセンター)に詳しいお話しを聞きました。まずなんと言っても、フロントの19インチ化。その狙いを伺ってみます。

フロントを19インチに変更した「400X」

 井上さん:フラットダートの走破性向上とオンロード走行性能の両立を目指し、キャスター角を約1度寝かす(27°30´)ことともに譲れないポイントとなりました。ハンドル切れ角を従来より3度増やし38度に。Uターン時などの取り回しも良くなっています。

 ―――従来比20mm上面の高さを上げたハイウインドシールドを採用。当然、ウインドプロテクションも向上しているはずです。

 井上さん:ライダーの上半身に当たる走行風を軽減するのはもちろんのこと、カウル形状も一新することで足に当たる風やラジエーターからの風を効果的にコントロールしています。エアマネージメントによってコンフォート性が上がりました。

※ ※ ※

 実際に跨ってみると自由度は高くゆったりとしたライディングポジション。前傾がゆるく、遠くまで見通しの効くアップライトな姿勢です。新形状のテーパーハンドルは、オフロード走行時にマシンをコントロールしやすそうなワイドバー。ダイレクトでレスポンスの良い軽快なハンドリングを予感させます。

【了】

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Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。

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