スポーツスクーターでヤマハとガチンコ勝負!? キムコ「AK550」の高い運動性能はサーキットで走りたくなる!
大排気量スポーツスクーター、ヤマハ「TMAX530」に真っ向勝負を挑む、台湾のメーカー、キムコの「AK550」。運動性能を追求した設計でスポーティな走りを実現しています。
欧州でTMAXが開拓した、大排気量オートマチックスポーツ
1990年代半ばに登場したヤマハ「マジェスティ」が火付け役となり、ホンダ「フォルツァ」やスズキ「スカイウェイブ」が大人気となった時代。スクーターブームと呼ばれ、スクーターをつくっていなかったカワサキまでもがスズキからのOEM供給を受け「エプシロン」を発売し、街は“ビッグスクーター”であふれかえりました。

そんななか、マキシスクーター(大型スクーター)の需要が高い欧州で大ヒットしたのが、2001年式でデビューしたヤマハ「TMAX(ティーマックス)」です。搭載される水冷DOHC4バルブエンジンは500ccもの排気量があり、まさに正真正銘の“ビッグスクーター”です。
「オートマチックスポーツコミューター」として開発され、機能性やイージーな操作性だけでなく、ライディングの楽しみを感じる高い運動性能で、ヨーロッパのライダーに広く受け入れられたのでした。
日本仕様も2001年から発売されますが、大型二輪免許が必要な大排気量スクーターの存在意義は、すぐに伝わるものではありません。しかし次第に「大きいだけではない」「オートマチックでのスポーツライディング」といった新しい価値観が国内でも広まり、TMAXは根強い支持を受けるようになります。

数年ごとにモデルチェンジやマイナーチェンジを繰り返し、2012年式で欧州仕様が先行して排気量を530cc化。国内仕様も2013年式から「TMAX530」となって、“オートマチックスポーツ”というカテゴリーを牽引してきました。
ヨーロッパで人気を呼び、いよいよ日本でも!!
前置きが長くなってしまいましたが、そんな牙城を崩そうと、欧州市場ではすでに大人気となり、日本でも対抗馬として台頭してきているのがキムコ「AK550」です。

ワンメイクレースである「TMAX CUP」にも参戦し、高いポテンシャルをアピール。メディア向けにもサーキットで試乗会を開催するなどスポーティさを強調し、このセグメントの覇権を奪取しようというすさまじいまでの勢いを感じます。
実車を目の当たりにすると、まず先鋭的なスタイリッシュさに目を惹きつけられます。エッジの効いた外装で、シャープに切れ上がった2眼LEDヘッドライトが精悍なフロントマスクを演出。見るからにスポーティです。
キーレスイグニッションが採用され、専用アプリをインストールしたスマートフォンとBluetooth接続することであらゆる情報を表示可能にするスマートメーターシステムも革新的。ライダーが欲しい視覚情報を瞬時に把握することができる「Noodoe Navigation(ヌードーナビゲーション)」は、今後さらに時間をかけてレポートしたいと思います。

通常のスクーターでは、エンジンと駆動系を一体化したユニット全体がスイングするユニットスイング式が一般的ですが、AK550やTMAXでは普通のバイクと同じようにエンジンやトランスミッションがフレームに搭載され、スイングアーム式になっているのが特徴です。収納スペースは広くとれませんが、バネ下重量を軽減でき運動性能では圧倒的に有利と言えるでしょう。










