バイクでも見かける赤に斜め線のナンバーってなに? 一般ユーザーでも使用可能?

赤い斜線の入ったナンバープレートを付けているバイクやクルマを見ることがあります。普段はあまり目にする機会のないこのナンバープレート、いわゆる「仮ナンバー」と呼ばれ、車検のないバイクやクルマを回送するために使います。

「仮ナンバー」を見たことがありますか?

 車種や用途によって色やサイズが異なるバイクや自動車のナンバープレートですが、白い地に赤い斜め線の入ったナンバープレートを装着した車が走行しているのを見かけたことはありませんか。

赤い斜め戦が入った「臨時運行許可番号標」通称「仮ナンバー」

 このナンバーは一般的に「仮ナンバー」と呼ばれている「臨時運行許可番号標」で、検査登録のために車検のない車を一時的に道路で走行させる際に使用するナンバーです。市区町村単位で役所が管理しており、これを借り受けて使用することになります。なお、バイクの場合は250ccを超えた車両が対象です。

申請の手続き、有効期限や使用にあたっての条件、注意点は?

 仮ナンバーを借り受けるには、運行経路が含まれる市区町村役場に出向きます。住民課が窓口になっている場合が多いようで、中には「臨時運行ナンバー」などの案内を表示した親切な役所もあります。

「臨時運行許可番号標」の申請書類

 窓口の担当者に申し出て、申請用紙の交付を受けます。用紙に運行の目的や経路をはじめ必要事項を記入したうえで、運行期間中有効な自賠責保険の証書や車検証など車を特定できる書類、運転免許証、印鑑(認印で可)とともに提出し、手数料を納付すると、その場で仮ナンバーを受け取ることができます。

 有効期間は必要最小限の日数で申請することが必要で最長は5日間です。使用後は一定期間内に返却しなければなりません。有効期間には土、日曜日も含まれるため、事前に借り受け日をよく検討しなければなりませんし、返却が遅れると罰則もあるため注意する必要があります。仮ナンバーとともに許可証も発行されますが、こちらも返却の必要があります。

 そして、バイクの場合はバイクのナンバープレートのサイズの小板を貸してくれることもあります。

「ディーラーナンバー」との違い

 ところで仮ナンバーにはもう一種類、「ディーラーナンバー」と呼ばれる「回送運行許可番号票」があります。こちらは陸運支局が製作業者、販売業者、陸送業者などに一定期間貸し出す仮ナンバーで、斜線ではなく、ナンバープレートが赤い枠で囲まれているところが異なります。

 新車に装備品を装着するため工場間を移動する際などに使用されることが多いようですが、このディーラーナンバーは、あくまでも専門業者を対象に貸し出されるナンバーであり、一般ユーザーが個人で借り受けることはできません。

バイクは四輪で運ぶ必要があるケースも

 比較的簡単に取得できる仮ナンバーですが、申請した運行ルートなど許可の条件に沿って厳正に利用しなければなりません。そのため、バイクの場合は仮ナンバーを借り受けるよりもトラックなどの四輪車で運んだほうが手続きのわずらわしさがなく、手数料や保険料もかからないので有利かもしれません。

 また、バイクは250cc以下の場合は仮ナンバーを発行できません。そもそもこのクラスは車検が不要で仮ナンバーを用意する必要がなく、ナンバーを発行してもらってから公道を走ることになります。250cc以下のバイクにナンバーをつける前に移動させる事情がある場合は自走ではなく、トラックなどに積載するなどの方法をとらなければなりません。

【了】

バイクによって異なるナンバープレートの位置を見る

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