知っておきたいタイヤ側面の数字や文字の意味 タイヤ交換時に注意すべきこととは?

タイヤは路面に接して車体を支え、駆動力を伝える重要なパーツです。タイヤの性能はダイレクトに走りに影響するので、慎重に選ばなくてはいけません。その際、タイヤ本体に記されている情報の意味を押さえておきましょう。

サイズや製造国などの情報も

 タイヤに関する基本的な情報は、側面(サイドウォール)に刻印されています。タイヤの名称、メーカー名、商標名、タイヤサイズなどです。

タイヤ交換の際は用途に応じて適切なサイズ選びを

 タイヤサイズを見る場合、国内向けの表記では、たとえば「160/60 ZR 17 M/C(69W)」のように記されています。左から順に「タイヤ幅/扁平率」、「タイヤ構造」、「リム径(インチ)」、「モーターサイクル用タイヤ」であることの表示、「(荷重指数・速度記号)」の順になっています。

 この例でいうと「最大160mm幅のタイヤで扁平率が60%、ラジアル構造、リム径は17インチのモーターサイクル用で、最大荷重は325kgまで、時速270kmの走行に耐えられるタイヤ」ということを示しています。

 扁平率はタイヤ幅を100としたときのタイヤの高さで、数が小さくなるほど平らな断面形状になります。荷重指数は「21=82.5kg」から「79=437kg」まで、59段階で記されます。

 速度記号は時速5kmの「A1」から時速270km超の「(W)」まで、30段階が設定されており、メーカーのカタログなどで記号の意味を調べることができます。

タイヤの「DOT」コード

 製造国名もほとんどの場合明記してありますが、タイヤの内側に書いてある場合もあり、タイヤを装着した状態では簡単に確認できないこともあるようです。そうした場合は、タイヤ外側に記載されているDOTコードをチェックします。製造工場を示すコードが含まれているので、タイヤ専門店などに問い合わせれば工場名や生産国を知ることができます。

 装着するタイヤの種類は、車両の用途、重量、エンジン出力、速度特性、デザイン性などから決定しますが、その車両のメーカーが指定するタイヤサイズが基本中の基本です。

製造年はタイヤ側面に番号で記載、では寿命は?

 サイドウォールには、ほかにも「製造年月」やタイヤの状態を確認する「スリップサイン」も刻印されています。

ミシュランタイヤのスリップサインの位置は「ミシュランマン(ビバンダム君)」が教えてくれる

 製造年月の記号は、1999年製以前のものは製造番号の下3桁、2000年以降のものは下4桁の数字で記されています。

 2000年以降製造の場合、最後の2桁の数字が製造年、次の2桁がその年の何週目かを表しています。例えば、下4桁が「1205」だったら2005年の12週目の製造となります。1999年の43週目の製造であれば、下3桁が「439」と表示してあります。

 ただし、注意しなければならないのは、製造年がわかったとしても、一般にタイヤの寿命は使用状況によって大きく変わり、製造からの期間や使用期間では決まりません。

「トレッド」(タイヤが路面と接触する部分)の溝も寿命を判断するひとつです。溝の深さを点検できる「スリップサイン」の位置もタイヤ側面のサイドウォールに記されています。法律では0.8mmが最低溝深さとなりますので、摩耗が進んでいないかどうか常に把握しておくことが大切です。

タイヤはその性能が走りに直結する重要な消耗パーツ

 また、亀裂やヒビ、損傷が見つかったら、溝が十分に残っていても交換が推奨されます。ユーザーの日常点検では溝の深さだけでなく、傷や損傷について確認し、定期的に専門知識のあるタイヤ店などで点検を受けることが望ましいでしょう。

【了】

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