安全予防策として高い効果を発揮する二輪用ドラレコ ユーザーからの大反響により前倒しで市販化へ

現在の日本の交通事情において、社会的な問題となっているのが「あおり運転」です。そうしたことが起因となり、近年では車載型の映像記録装置「ドライブレコーダー」の需要が高まっていますが、ETC車載器などのカー/バイク用品を手掛けるミツバサンコーワは、かねてより研究・開発を進めてきたバイク用のドライブレコーダーを前倒しで市販化しました。

バイクにこそ必要なドライブレコーダー

 ETC車載器やホーンなどのカー/バイク用品を手掛けるミツバサンコーワは、「もしもの事故」の際の記録装置として効果を発揮するバイク用のドライブレコーダーを8月8日に発売します。

ミツバサンコーワ製の二輪専用ドラレコ「EDR」シリーズ

 社会問題となっているあおり運転に遭遇した際の記録装置として需要が高まっているドライブレコーダーは、「万が一」の際の証拠映像を残すものとして有効な装備として認知されていますが、ミツバサンコーワの担当者は「“いつでも、どこからでも、何かあったときに逃さず鮮明に記録できる”というドライブレコーダーの役割を果たすための高度な基本機能が備わっている自動車用ドライブレコーダーと比較すると、バイク用商品は機能・性能が劣り、一歩遅れている状況となっています」といいます。
 
 内閣府が公表する「交通安全白書」(平成29年度交通事故の状況および交通安全施策の現況)によると、平成17年以降、交通事故件数や負傷者数は13年間連続で減少し続け、平成29年には交通事故による死者数が昭和23年以降最も少なくなりました。

警視庁交通局の「平成29年中の交通事故の発生状況」統計グラフ(提供:ミツバサンコーワ)

 しかし、警視庁交通局の「平成29年中の交通事故の発生状況」によると、死傷者事故における二輪車乗車中の割合は、軽傷者では9.3%と低いものの、死者・重傷者では25.4%と4分の1を占める状態となっています。

 そうした現状を踏まえ、ミツバサンコーワは高性能なドライブレコーダーの必要性を強く感じ、商品開発、予定よりも前倒しでの市販化に至ったといいますが、同社の第二営業部の上原聡太氏はその経緯について以下のように話します。

「バイクはクルマに比べ、交通事故に遭うリスクの高い“交通弱者”の部類に入ります。また、近年ではバイクで走行中に“あおり運転”に遭われる方は非常に増えているという声も耳にします。

 そうしたことを踏まえ、より多くのライダーに安心して使って頂けるドライブレコーダーが必要だという考えに至り開発しました。バイクはクルマよりも振動が多いため、防振対策としてブレ防止センサーを搭載することで美しい画質を実現しています。

パソコンで自車の走行軌跡を地図上に表示し、走行速度を確認することも可能。

 機能面においては、画質の調整や不要データの消去、動画のプレビューなど、すべての操作をペアリングしたスマートフォンで行えます。トラブルに巻き込まれた際の立証はもちろん、思い出に残したい景色の保存などにも役立てていただければと考えています」。

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 2019年3月15日から17日にかけて開催された「大阪モーターサイクルショー」で展示して以来、SNSなどを中心に高い注目を集めてきたミツバサンコーワのドライブレコーダー「EDR」シリーズでは、SONY製センサーを搭載した前後2カメラ・モデルのほか、より手軽に導入できる1カメラの製品も用意されました。

SONY製センサーを搭載した前後2カメラと1カメラのモデルが用意された「EDR」シリーズ

 また、ミツバサンコーワは「車体の造りが小型で自立不可能、外部露出が高く、事故の死傷率が高い二輪車こそ、“予防安全”や“衝突安全”が必要です。そんな二輪車だからこそ、ミツバは安全に、快適に、バイクライフを楽しめる環境を提供したいと思っています」と発表しています。
 
 スタイルや性能を高める「カスタム」もいいですが、安全対策のための「カスタム」について再考してみるのも、今の時代には必要なのかもしれません。

【了】

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