トランスポーターは勝利も運ぶ!? 鈴鹿8耐のパドックで見つけたチームの願い

鈴鹿8耐のパドックで見たワークスやトップクラスのプライベーターの大きなトランスポーター。ナンバーは一様に「・・・1」やレーシングマシンのナンバーでした。

ピット裏のパドックで見つけた、勝利への願い

 鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会(2019年7月28日決勝)のパドックでは、ワークスチームやトップクラスのプライベートチームのスペースに並ぶ、大きなトランスポーターに視線が奪われました。

ピット裏のパドックに並ぶ大型トランスポーター

 鮮やかなチームカラーに包まれた大型車両は、そのボディをキャンバスに存在感をアピール。周囲にモノがあふれ出してごちゃごちゃしていることもなく、このチームは細部にまで気を配り、小さなミスも許さないという、勝負に対する真摯な姿勢が感じられます。

 さらにナンバープレート(自動車登録番号標)を見ると、同じ「・・・1」が何台かありました。いわゆる「験(げん)かつぎ」でしょう。これから良い結果が得られるようにと、誰もがそう願っているに違いありません。

レーシングマシンのナンバーが、チーム全体を表す数字に

 一方、「・・・1」だけではなく、「・・21」「・・12」「・634」といった数字も見られました。

「#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」、「#12 YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING」、「#10 KAWASAKI RACING TEAM」、「#33 Red Bull Honda」

 チーム名を見て納得、レーシングマシンのナンバーとお揃いになっているのです。偶然でしょうか? ナンバー「12」を背負うヨシムラジャパンの広報課にお伺いしました。

──「ヨシムラ」のトランスポーターを見ると、ナンバープレートの数字が「12」となっていますが、レーシングマシンのナンバーと揃えているのでしょうか?

 はい、トランスポーターだけではなく、レーシングにかかわる移動車両、弊社のハイエースなども、ナンバープレートの数字はだいたい「12」です。

──いつからこの数字に?

 最初から「12」だったわけではありません。第1回目の鈴鹿8耐(1978年)で初優勝したときは「2」でした。それが「12」になったのは、優勝2回目となる第3回鈴鹿8耐です。それ以来「12」という数字が定着しています。

 ちなみに2チーム体制で走らせた2007年は「12」と「34」というナンバーでした。このときは「34」のマシンが優勝しました。

※ ※ ※

 レースの現場ではマシン以外にも整備道具や交換パーツ、ブースに設営されるテントや机、什器など大量の荷物が運び込まれます。トップレベルの争いを繰り広げるチームでは、搬入や撤収もスピーディでスマート、それもレースの一環ということなのでしょう。

【了】

鈴鹿8耐の裏側で見た大型トランスポーターの画像を見る

画像ギャラリー

最新記事