電動ハーレー「LiveWire(ライブワイヤー)」開発責任者いわく「音にもこだわった」!? 回生充電も秀逸
アメリカ・オレゴン州ポートランドにて、ジャーナリスト向け試乗会が開かれたハーレーダビッドソンの電動モーターサイクル「LiveWire(ライブワイヤー)」。加速鋭い走行性能の高さのみならず、開発時には電動ながら“音”にもこだわりました。
メカニカルサウンドで乗り手に高揚感を!!
105馬力(78kW)のモーターによって駆動し、最大トルク116Nmを発揮するライブワイヤーの電動パワートレイン「H-D Revelation」は、スロットルを開けた瞬間に最大トルクを100%発揮することができます。シームレスな加速は驚くほどで、停止状態からわずか3秒で100km/hに達する力強さです。

開発責任者のGlen Koval(グレン・コバール)さんによると、モーターはウォータージャケットによって冷却され、冷却液は小型ラジエーター内を循環します。
車体の重心を低くし、ライダーの操縦安定性を高めるために、モーターはシャシー底部に縦置きにマウントされました。ドライブスプロケットをリアタイヤに合わせるためギアセットが設けられ、出力を90度変換。そのときのメカニカルサウンドがライブワイヤーならではの加速音を生み出しているのです。

電動モーターサイクルは静粛性に優れるという点が長所かと思いきや、「サウンド」「ルック」「フィール」に昔からこだわってきたハーレーダビッドソンでは、エレクトリックバイクでもそれを受け継ぎます。
モーターサイクルならではのワクワクするものが必要と考え、心躍らせるサウンドを付加。それは新時代のハーレー・ダビッドソンを感じさせる音色でした。
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