運転免許取得や更新の際にすすめられる「交通安全協会」入会のメリットとは?

「交通安全協会」といえば、免許取得や更新時になかば強制的に入会させされた記憶があるかもしれません。現在はそのようなことはなくなりましたが、状況は県によって異なるようです。交通安全協会に入ると、どんなメリットがあるのでしょうか。

入会は任意の「交通安全協会」とは?

 ある年齢以上の人にとっては、免許取得や更新時になかば強制的に交通安全協会へ入会させられた記憶があるのはないでしょうか。そもそも入会は任意ですが、警察施設ですすめられた上に、入会を拒否する人もほとんどいない状況で「入りません」とは言えない雰囲気だったことも覚えている人もいるかもしれません。

運転免許証更新の際には安全運転講習を受講する

 なにをやっているかわかりにくい交通安全協会ですが、都道府県によって組織が異なり活動内容も違います。一般からの会費は、主に交通安全に関する啓蒙活動を行なっているところが多く、交通安全対策への寄付と捉えることもできそうです。

 また、会費の収入とは別に、都道府県から委託を受けて、免許更新時の講習など、免許に関する業務を請け負っているところがほとんどです。会員ではなくても、交通安全協会が行なっている業務には関わっているのです。

現在は入会が強制されなくなっている

 なかば強制的に入会させらされていたのは昔の話。2006年ごろから運用が変化しました。いまでも入会案内をされることはありますが、勧誘の強さの度合いは、県や窓口によって大きく異なります。昔のように明細をあまり説明されないうちに、更新手数料と合算で徴収されてしまうことはなくなっているようです。

 また、都道府県ごとに組織が異なれば会費もさまざまで、東京都のように以前から会費がなく勧誘そのものがないところや、1年あたり数百円の会費を免許の有効期限分だけ徴収、年数に関係なく一律で1000円強の会費とするなどさまざまです。

 勧誘についても、積極的でない県がある一方で、会員特典としてお店などの割引制度を設けて積極的に会員を増やそうとしている県もあります。

入会のメリットはあるのか?

 交通安全協会に入ると何かメリットがあるのか? 県によっては前述の特典があるほか、交通事故の相談が受けられる、などです。

 更新時の面倒な申請書作成を代行してくれるのはメリットでしたが、渡された用紙に名前と住所を書く程度でその必要性は感じないものですし、通常の更新なら証明写真の持参も不要になりました。

運転免許証の更新時期を忘れてしまうと面倒なことに

 最大の会員特典と思われる更新時期のお知らせは、各公安委員会から直接個人へ通知されるようになりました。もっとも、交通安全協会が更新通知を行なっていた時代でも、更新が近づいた非会員に対して「交通安全協会の入会案内」として、実質的な免許更新の案内を送っていたところもあり、じつは会員メリットではなかったのです。

 また、交通安全協会といえば免許証のカバーも配布しています。いまでも年配の人で「交通安全協会」と金箔押しされたビニールのケースに入れている人を見ることがあるのではないでしょうか。

あくまで任意、よく考えて判断を

 現在は強制されることもなく、入会は任意と明確化された交通安全協会。事前に地元の交通安全協会の活動状況などをよく調べておき、入るか入らないかを決めてから、免許更新に出向くとよいでしょう。

【了】

バイクもクルマも、交通安全は社会全体の願い

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