完全新金型で細部までリアルに表現されたスズキ「GSX-R750」 バイクブーム世代にビリビリ伝わる逸品プラモデル!!
プラモデルメーカー ハセガワから発売されるスズキ「GSX-R750(2型)」のキットは、完全新金型でリアルに表現された芸術的仕上がりのプラモデルです。
細部までリアルに再現されたGSX-R750を発売する意図は?
静岡県にあるプラモデルメーカー『ハセガワ』から11月初旬に発売される「GSX-R750(G / GR71G)」(2型)のキットは、1986年にスズキから発売された実車を徹底的に取材し、完全新金型で細部まで忠実に表現されたプラモデルです。

「大排気量レーサーレプリカの礎を築いたスーパーマシン」と銘打たれたスズキGSX-R750。ハセガワのキットは、アルミダブルクレードルフレームに搭載された油冷エンジン、足まわりやメーターに至るまで今にも動き出しそうな作り込みです。

スズキ「GSX-R750」は、中型車並みの乾燥重量179kg、アルミダブルクレードルフレームに軽くスリムな最高出力77PSの油冷エンジンを搭載し、1985年に登場しました。国内市場でスズキは、革新的な機能をGSX-R750よりも先に採用していた2サイクルモデルRG250ΓやGSX-R400などを展開しています。

油冷エンジンは、熱容量が水よりも1/10しか無いオイルを使用することで、冷却に必要なシリンダー周囲の冷却用通路や水冷式ラジエーターなどもなく、ベースとなったGSX750の空冷エンジン軽量化も同時に行われエンジンのコンパクト化を実現しました。
軽量化を実現した「GSX-R750」は、ハンドリングも優れており国内外の様々なレースで活躍、さらに発売後すぐにスズキとヨシムラはタッグを組みル・マン24時間レースに参戦、見事に優勝しています。

ターゲットはバイクブーム世代の40代〜60代
株式会社ハセガワ 企画開発部 久保山弘道さんに11月初旬に発売される1:12スケールの「スズキGSX-R750」についてお話をお聞きしました。
——「スズキGSX-R750」を完全新金型で発売する意図は?
丸目2灯のスタイルと油冷エンジンというエポックメイキングなシステムを持ち当時人気を博した大型バイクで、プラモデル化は初です。
実車の人気が高く、でもキット化されていない、もしくは、キット化されているけど昔の製品しか無く、最新の金型で欲しい! そんな車種をセレクトし製品化を行っています。
——製品のポイント(注目して欲しい点)などは?
油冷エンジンの造形です。オイル循環用装置も正確にパーツ化しています。市販車ならではのシート下のツールホルダーも再現しました。

——このモデルを購入する人のターゲット層は?
主に40代から60代(プラモデルのメインユーザーの年齢層と同一)の方々です。
——忠実に再現されたモデルですが、一番表現しにくかったポイントは?
エアクリーナのボリュームが大きくスペースのやりくりが大変でした。上半分を燃料タンク内側に収めるために、タンク内側のパーツ形状を工夫しています。
また、フロントカウルやライト、メーターを取り付けるブレースが細いフレーム構造になっているので、プラで成形出来る形状への落とし込みと、強度の確保に苦労しました。

※ ※ ※
ハセガワの「GSX-R750(G)(GR71G)」(2型)は、サーキットや峠道を走り抜けたあの頃を思い起こさせるリアルさと質感を持ち合わせたプラモデルです。

■「スズキ GSX-R750(G)(GR71G)」プラモデル仕様
スケール:1/12
品番:BK7
発売日:2019年11月01日ごろ
本体価格:3600円(+消費税)
パーツ数:166
模型全長:177mm
模型全高:102mm
模型全幅:60mm
【了】