スズキ「RG250ΓWalter Wolf」は、ウォルター・ウルフとスズキが共鳴し合い誕生したサーキットの狼!!

スズキのウォルター・ウルフカラーは、全日本ロードレース選手権に参戦していた水谷勝選手が駆るRG-Γ500に施されていたファクトリー仕様のカラーリングです。絶大な人気を誇ったウォルター・ウルフカラーは、市販車のRG250ΓやRG500Γ(RG400Γ)に採用されます。

レーサーレプリカブームの幕開けに輝いたウォルター・ウルフ仕様とは?

 1985年に登場したRG250Γ(III型)は、初期型から大幅にカウル形状が変更され、アンダーカウルからシートカウルまでをフルカバードしたデザインに外観が刷新されました。

スズキ「RG250ΓWalter Wolf(ウォルター・ウルフ)」

 ウォルター・ウルフ氏は、1958年にカナダへ移住し石油で成功、1977年にWalter Wolf Racingを結成しF1のコンストラクターとして参戦するも撤退、1980年代には、スズキとライセンス契約を交わし、全日本ロードレース選手権500ccクラスに水谷勝選手とRG500Γウォルター・ウルフカラーのコンビでフル参戦します。また、1985年5月には、RG500Γと同じウォルター・ウルフカラーのRG250Γ(III型)限定仕様が49万9000円で販売されました。

 全日本ロードレース選手権に参戦していた水谷勝選手とRGΓ500ウォルター・ウルフのコンビは、1985年ランキング2位、1986年ランキング3位、1987年ランキング5位でした。

スズキ「RG500ΓWalter Wolf(ウォルター・ウルフ)」

 また、世界グランプリを戦っていたRGΓ500と同じスクエア4エンジンを搭載した市販車RG500Γ(1984:輸出仕様)は、スペシャルカラーとして「ウォルター・ウルフ」もRG250Γとともに設定されていました。RG500Γの輸出仕様車は95ps/9500rpmを発生させていました。

 RG250Γ(III型)は、フロントサスペンションにプリロード調整機能が加わり、リアサスペンションは、革新的な特性を持つルフローターサスペンションが採用されました。

サイレンサー部分以外カウリングが覆うスタイルとされたRG250Γ

 総排気量247ccの空冷2サイクル2気筒エンジンが搭載され中低速トルクの谷間を解消させるために、掃・排気タイミングを低速時に遅く、高回転時には速く掃気する電子制御の排気弁機構であるSAEC(Suzuki Automatic Exhaust Control)が導入されました。

 RG250Γ(III型)の販売価格は、フルカウル仕様48万円、ハーフカウル仕様46万円でした。

 ■RG250Γ(III型)諸元
 全高×全幅×全高:2010mm×675mm×1170mm
 車体重量:128kg
 タンク容量:17リットル
 エンジン形式:空冷2サイクル2気筒
 総排気量:247cc
 最高出力:45ps/8500rpm
 最高トルク:3.8kg-m/8000rpm
 タイヤサイズ:前100/90-16(54H) / 後110/80-18(58H)
 
【了】

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