スズキ新型「KATANA」は、少年時代に衝撃を受けた初代カタナの印象を現代風に具現化したモデル!

スズキ新型「KATANA」デザイナーのロドルフォ・フラスコーリさんが初来日し、新型「KATANA」をデザインした経緯やデザインを始めたきっかけなどをお聞きしました。

新型KATANAのデザイナーは、14歳でカジバ・エレファントのデザインを手掛けた

 はままつフルーツパーク時之栖で開催された第1回「KATANA Meeting2019」には、新型KATANAデザイナーのロドルフォ・フラスコーリさんも参加し、KATANAのデザインについて熱く語っていただきました。

新型KATANAデザイナーのロドルフォ・フラスコーリさん

 フラスコーリさんは、ミラノ生まれの53歳、14歳の時にイタリアの二輪雑誌のデザインコンテストに応募したところ1等賞を獲得、その時デザインしたマシンはカジバのエレファントで、そこからデザイナー人生がスタートしました。

 しばらくは、デザイン事務所で働いていましたが、2010年に独立してフラスコーリ・デザインを設立し、現在に至っています。事務所独立前から沢山のオファーが来ていて、具体的には、モトグッチ・トレバー、ベスパ・グランツーリスモ、ジレラ・ネクサス、トライアンフ・スピードトリプル、タイガーなどもデザインしています。最新のデザインは、もちろん『KATANA』です。

 ――初来日のフラスコーリさんは、日本やスズキについての印象は?

 フラスコーリさん:日本の印象は見るもの全てが新鮮で感動しています。ぜひまた戻って来たいと考えています。ミラノと気候も似ていますし(笑)

少年時代に感じたオリジナルカタナの印象を現代のKATANAに反映させた

 ――新型KATANAをデザインしたきっかけは?

 フラスコーリさん:まだ10代の頃、ケルンショーでカタナのオリジナルが出た時の印象は、全く新しいバイクでシャープなデザインが当時出ていた他のバイクと全く違うデザインで強烈な印象を持っていました。オリジナルのカタナは、それぞれの部品ごとに分割された状態ではなくパッと見て、全てが繋がりを持ち流れるようなラインでデザインされていることが非常に印象的でした。

 オリジナルカタナは、バイクの上に乗っかるというよりもタンクを抱え込むようなライディングポジションなので、それも他のバイクとは全く違い良い印象を持っています。

 新型KATANAをデザインするにあたって、特に気を使ったのがもう少し前にマスを集中させ、ライディングポジションもハンドルに近づけ前方に姿勢がいくような形で、デザインをスタートしました。

スズキ本社に相談することもなく展示されたカタナ3.0コンセプト

 ――フラスコーリさんがデザインし、2017年のミラノショーに展示したカタナ3.0コンセプト

 フラスコーリさん:最初は、イタリアの大きな雑誌社とフラスコーリ・デザインのコラボで絵を描くことろから始めて、プロトタイプを製作し2017年のミラノショーに展示したら大きな反響を呼んで現在の新型KATANAに至っています。

2017年ミラノショーに参考出品されたKATANA 3.0 CONCEPT

 ※ ※ ※

 カタナ3.0コンセプト展示の経緯は、2017年のミラノショーに向けて少し欧州からプロトタイプを出展すべきではないかと囲碁いた時、スズキイタリアからの電話で「雑誌の企画で次世代カタナの展示をやりたい」と、言われスズキ本社に相談することもなく展示したようです。

 他にもドイツのデザイン事務所などにも頼み4台製作され、カタナ3.0コンセプトの完成度が一番高く且つヨーロッパ人が見た中でもベストなデザインでした。スズキ本社の設計から見ても完成度が高く、本社でいろいろと調べてみるとすぐにでも量産可能ではないかとなり、全てが噛み合った状態で新型KATANAが世の中に登場しました。

 様々なところでカタナについての思いを伝え、鈴木俊宏社長も最初に見たときには「本当にこれでいいのか」と言われたようですが、カタナについての想いを説明したことで、発売に至っています。新型KATANAには、スズキの総意がたっぷりと詰まっています。

【了】

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