ヤマハは、ミドルクラスのLMWモデル「トリシティ300」を東京モーターショー2019に参考出展【TMS2019】
東京モーターショー2019にヤマハは、ミドルクラスのLMWモデル「トリシティ300」を参考出展しました。市場に導入されると「トリシティ125」、「トリシティ155」、「NIKEN」に次ぐ4車種目のラインナップです。
高速道路も走行可能なトリシティが、いよいよ市場に導入!?
ヤマハは、2018年のミラノショー(EICMA)で発表された3CT(スリーシーティ)の実用化バージョンとして、東京有明で開幕した東京モーターショー2019にて「Tricity(トリシティ)300」を参考出展しました。

EICMA2013で「トリシティ125」がヤマハ独自のLMW(Leaning Multi Wheel)機構を採用したモデルとして発表され、現在までに「トリシティ155」、ハイレベルなスポーツ走行を楽しむことができる大型スポーツモデル「NIKEN」の3車種が市販されているLMWモデルとしてラインラップされています。
東京モーターショー2019で発表されたトリシティ300は、都市交通の移動ツールとして開発されたミドルクラスのLMWです。専用設計のLMW機構とBLUE COREエンジンの組み合わせで、安定感としなやかさ、快適で質感の高いコミューティングを実現しています。
高速道路を走行することもできるミドルクラスLMWのトリシティ300は、安心・快適やリーンする楽しさなど、トリシティの基本操作に磨きをかけ市場に投入されそうです。

トリシティ300にも装備されているLMWとは、後輪を含む3輪で車体を支持しながら走行し、発進直後や停止直前でもフラツキが少なく、もともと1つの前輪が担う仕事や負担を左右2輪に分散・軽減するため、ブレーキの効力が高まり、制動距離が短くなります。
さらに、前輪の1つが濡れたマンホールや石畳、砂が浮いた路面でスリップしても、残る片側がグリップしていれば転倒を避けることができ、ギャップのある荒れた路面では左右の前輪が独立して追従するので、走破性が高く、快適性も高まります。
また旋回している間でも、左右前輪がリーンに応じてグリップを保つので、ライダーは安心してライディングを楽しめ、他の二輪車と比べても違和感のない軽快さ・快適さが特長です。

また、トリシティ300の詳細については、11月5日から開催されるEICMA2019でヤマハより発表予定です。
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