航続距離は最大322km! オフロードマシンも手掛けるTacitaから「T-Cruise Turismo」が登場【EICMA2019事前情報】
イタリアの電動バイクメーカー「Tacita(タチタ)」は、2019年11月5日から開催されるEICMA2019で新型のEVクルーザー「T-Cruise Turismo」を展示します。
誕生から10年を迎えたイタリアメーカーの最新作
イタリアの電動バイクメーカー「Tacita(タチタ)」は、2019年11月5日から開催されるバイクの見本市「EICMA2019」でツアラータイプのEV「T-Cruise Turismo(ティー・クルーズ・ツーリスモ)」を展示します。
2009年に誕生した「Tacita」は、ガソリンエンジンと競い合い、純粋なライディングの感覚を追求することで、完璧な電動エンデューロバイクを構築することを目標に立ち上げられたメーカ―です。現在では、4種類のT-Racer(モタード/エンデュ―ロ/ラリー・ライト/クロス)のほか、アメリカン・スタイルの「T-Cruise URBAN」を展開しています。
EICMA2019に出展する「T-Cruise Turismo」は「T-Cruise URBAN」をベースにウインドシールドやサイドバッグを備えた一台で、他のモデル同様、5速ミッションを搭載しています。
「T-Cruise Turismo」に搭載された液体冷却機能を備えたパワートレインには、T15/T30/T45/T65の4種類が用意されており、最も出力の大きいT65では最大59PSを発揮します。
バッテリーパックにおいては9/18/27kWhの3種類があり、最大となる27kWhでは322kmの航続距離を実現。バッテリー寿命は推定50万 km、2000サイクル以上とされています。
「Tacita」の共同創立者であるPierpaolo Rigo氏は、「T-Cruise Turismo」について次のように話します。
「すべてのTACITA製の電動モーターサイクルと同様に、T-Cruise TurismoもTACITA 5速ギアボックステクノロジーを搭載しています。この独自の機能により、モーターの過熱と電力消費が削減されるため、より広い範囲の移動と、良いトルクが得られます」
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4レベルのハンドルバースイッチにより、必要に応じてエンジンブレーキを調整できる改正ブレーキも備えた「T-Cruise Turismo」は、価格12690ユーロ(日本円で約153万円)からとなっています。
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