万能ゆえ特徴が見えづらい? BMW Motorrad最新のクロスオーバーモデル「S1000XR」は健在か【EICMA2019】
スーパースポーツのエンジンとアドベンチャーの要素を合わせたクロスオーバーモデルBMW Motorrad「S1000XR」(2020年型)がミラノショー(EICMA2019)に展示されました。
より軽く、さらに速く、汎用性を高めて登場
BMW Motorradは、排気量999ccの水冷並列4気筒エンジンを搭載する2020年型「S1000XR」をミラノショー2019(EICMA2019)で展示しました。

スーパースポーツモデル「S1000RR」に搭載される並列4気筒エンジンを派生させた「S1000XR」は、スポーツ、アドベンチャー、そしてツーリングといった多様性、万能性を持つモデルとして2015年に登場しました。
2020年型では車体構成から見直され、軽量化のため大幅にアップグレードされました。その結果重量は約10kg削減され、エンジン性能は最大出力121kW(165PS)/11000rpm、最大トルク114 N・m/9250rpmを維持しています。
また、電子制御サスペンション、ブレーキコントロール、トラクションコントロール、ライディングモード、クルーズコントロール、コーナリングライト、6.5インチTFTパネルの多機能メーターなどといった最新の電子装備もアップグレードされています。

スタイリングはS1000RRを継承したスポーティな形状でスーパースポーツ感が際立ち、見晴らしの良いアップライトな乗車姿勢は「GS」シリーズのエルゴノミクスを反映し、スーパースポーツとアドベンチャーの境をクロスオーバーしたキャラクターは健在です。
【了】