「開かずの踏切」撲滅なるか 改善すべき踏切129箇所追加で全国1129箇所に

国土交通省は、地域の実情に応じた幅広い踏切道の対策を推進するため、踏切道改良促進法に基づき、改良すべき踏切道として、新たに全国129箇所の指定を行いました。

最も多い大阪府では149箇所が指定

 国土交通省は2019年12月25日に、踏切道改良促進法に基づき改良すべき踏切道として新たに129箇所の指定を行いました。今回の指定は、平成28年(2016年)に改正された踏切道改良促進法に基づく第5弾の指定となり、指定数は合計で1129箇所となります。

人気アニメ『スラムダンク』のオープニングシーンに登場する場所としても知られる江ノ電・鎌倉高校駅前踏切

 踏切道改良促進法は、踏切道の改良を促進することにより、交通事故の防止及び交通の円滑化に寄与することを目的に昭和36年(1961年)に制定されています。

 施工から50年以上が経過した平成28年(2016年)時の統計では、踏切道数は半減(約7万→約3.3万)し、遮断機の無い踏切も約1割まで減少したものの、踏切事故は約1日に1件、約4日に1人が死亡していました。

 また、踏切遮断時間が著しく長い「開かずの踏切」が全国に約500箇所存在しており、その早期解決が緊急の課題となっていることから、改良すべき踏切道の指定期限が5年間延長(当時の発表では平成28年度から平成32年度)されています。
 
 対象となる踏切道においては、法の規定に基づき、立体交差化や拡幅のほか、当面の対策や踏切道の周辺対策など、ソフト・ハードの両面から地域の実情に応じた幅広い踏切道対策が検討・実施されるといいます。
 
 国土交通省の発表によると、改良すべき踏切道が最も多い都道府県は大阪府/149箇所で、東京都/131箇所、愛知県/101箇所と続きます。

 2019年9月には横浜市の京急線踏切で立ち往生していたトラックと電車が衝突した大事故も起きているだけに、早急な対策に期待がかかります。

【了】

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