ホンダらしからぬ大胆なチョッパースタイルの「Fury」 発売当時と同じ姿で2020年も販売

アメリカン・ホンダは、チョッパー・スタイルに仕上げられたクルーザーモデル「Fury」の2020年モデルを北米で継続販売します。Furyどのような特徴を備えているのでしょうか。

希少なチョッパースタイルの量産車「Fury」

 アメリカン・ホンダが2020年モデルとして販売する「Fury(フューリー)」(日本でのモデル名:VT1300CX)は、本格的なチョッパー・スタイルのクルーザーモデルです。

ホンダ「Fury」(日本でのモデル名VT1300CX/国内では販売終了)

 高い位置にあるステアリングヘッドパイプと長いフロントフォークにより個性的な姿とされたFuryは、1312ccの水冷Vツインを搭載したモデルで、低回転域からの沸き上がるような鼓動感と高回転域まで続く力強いトルク感を追求し、大排気量クルーザーならではのパワフルな走りを実現したモデルです。

 チョッパー仕様のカスタムで多く見られるフロント21インチ、リア18インチというホイールサイズの採用によりカスタム感を強めたFuryでは、よりゆとりのクルージングのためにフットブレーキを操作するだけで前・後輪が連動するコンビブレーキシステムに、ABS機能を組み合わせた「コンバインドABS」を採用。ブレーキのかけ過ぎや急な路面変化によるタイヤのロック傾向を検知するとタイヤのロックを回避し、車体コントロール性と制動性能の維持をサポートします。

 また、継ぎ目のないなだらかなラインのティアドロップ型ガソリンタンクの採用や目立たないように配置された薄型ラジエーター、外から見えないように取り回されたラジエーターホース、サスペンションをフレーム下部に備えることでクリーンなスタイルを構築しています。

 現在のバイク市場では希少なスタイルを持つFuryの北米での価格は1万599ドル、日本円で約116万円程度です。

【了】

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