ドゥカティ「パニガーレV4」が「スーパーレッジェーラ」に進化! 車重わずか152.2kgの化け物が登場
ドゥカティは世界で最も販売されているスーパースポーツ「パニガーレ」シリーズの最高峰モデル「パニガーレV4」をベースにした限定車「スーパーレッジェーラV4」を正式発表しました。どのような性能を秘めたモデルなのでしょうか。
超ド級の性能を発揮するドゥカティ渾身の一台
ドゥカティはエンジニアリング、パフォーマンス、デザインの面で、ドゥカティの最高傑作を創り上げるという使命のもと開発された限定車「Superleggera(スーパーレッジェーラ)V4」を2月6日に正式発表しました。
イタリア語で“超軽量”の意味を持つ「スーパーレッジェーラ」を車名に掲げる同モデルは、ドゥカティ・スーパースポーツモデルのフラッグシップ「パニガーレV4」をベースにしたもので、カーボンファイバー製シャシ、スイングアーム、ホイールを備えた世界で唯一の公道走行可能なバイクです。
空力分野で最高の性能を発揮した2016年のドゥカティMotoGPマシンからヒントを得た“バイプレイン・ウイング”を備えることで270km/h時に50kgのダウフォースを発揮する「スーパーレッジェーラV4」に搭載される998ccエンジン(パニガーレV4は1103cc)は、最高出力224ps(パニガーレV4は214ps)を発生します。
多くの箇所をカーボン製パーツで構成することで車重はパニガーレV4から16kg減となる159kg、さらにサーキット走行専用のアクラポヴィッチ製チタニウム・エグゾーストなどで構成されたレーシングキット装着時は最高出力が234psに引き上げられ、重量が152.2kgに低下し、重量1kgあたりのパワーは1.54ps/kgに高まります。
スーパーレッジェーラV4購入者には驚きの特典も
スーパーレッジェーラV4の購入者には、もれなくムジェロ・サーキットでスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するパニガーレV4 Rに試乗することができる「SBKエクスペリエンス」へ参加する機会も与えられます。
また、購入者の中の30人のスーパーレッジェーラV4オーナーは、MotoGPオフィシャル・ライダーのアンドレア・ドビツィオーソとダニーロ・ペトルッチが駆るデスモセディチGP20で、サーキットを試乗するという「MotoGPエクスペリエンス」を楽しむこともできます。
1日5台のペースで生産され、500台のみが製造されるスーパーレッジェーラV4(価格未発表)は2020年6月よりヨーロッパから順次デリバリーを開始します。
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