トライアンフ新型「タイガー900ラリー」「タイガー900ラリープロ」登場 本格ラリー仕様のアドベンチャーモデル
トライアンフはミドルクラスのアドベンチャーモデル、新型「タイガー900ラリー」と「タイガー900ラリープロ」を2020年4月上旬に発売する予定です。
よりオフロード性能を高めたアドベンチャーモデル
トライアンフ新型「Tiger 900 Rally(タイガー900ラリー)」と「Tiger 900 Rally Pro(タイガー900ラリープロ)」は、排気量888ccの水冷並列3気筒エンジンを搭載し、前輪19インチ、後輪17インチのワイヤースポークホイールにチューブレスタイヤを装備し、オンロードでの快適性はもとよりオフロードでの高い走破性にフォーカスしています。

日本に導入される「タイガー900」シリーズは、前輪19インチ、後輪17インチのキャストホイールを装備する「タイガー900 GT」「タイガー900 GT Pro」含め全4機種となり、エンジンやフレームなどの車体構成やアドベンチャーモデルのスタイリングを共通としながら、採用するサスペンションによってキャラクターをすみ分けています。
「タイガー900ラリー」と「タイガー900ラリープロ」の前後サスペンションにはSHOWA(ショーワ)製を採用し、ホイールトラベルは前輪240mm、後輪230mmとなっています(「タイガー900 GT」と「タイガー900 GT Pro」にはMARZOCCHI(マルゾッキ)製を採用)。
先代モデル「タイガー800」より排気量を上げたエンジンは、出力とトルクを向上させ、欧州排ガス規制「EURO5」に適合しています。さらにエンジンの配置を40mm前方、20mm低くすることで重量配分が最適化され、ハンドリングと低速でのバランスが向上しています。

車体重量は最大5kg軽量化、新しいスタイリングに容量20リットルの燃料タンク、高さ調整可能なウインドスクリーンが装備され、メーターには7インチTFTカラーディスプレイ、コーナリングABSとコーナリングトラクションコントロール、グリップヒーター、クルーズコントロールなどを標準装備し、灯火類はすべてLED化され、シートはセットする位置により高さを20mmの幅で調節可能です(850mm/870mm)。さらに前後ブレーキにはトップスペックのBrembo(ブレンボ)製キャリパーを装備しています。
走行環境によってスロットルレスポンスやABS、トラクションコントロールなどを変更できるライディングモードは、「ラリー」にはレイン、ロード、スポーツ、オフロードの4モードから、「ラリープロ」はさらにオフロードプロ、ライダーセットアップを加えた計6モードから選択可能です。
また「ラリープロ」にはクイックシフターや電子制御リアサスペンション、シートヒーター、タイヤ空気圧モニタリングシステム、LEDフォグライト、そしてアプリを利用したスマートフォンとのリンクなど、さらに充実した装備となっています。

トラアンフ新型「タイガー900」シリーズは2020年4月上旬発売予定です。価格(消費税10%込み)は「タイガー900ラリー」が166万円から、「タイガー900ラリープロ」は186万円となっています。
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