マレーシアのガソリンスタンドは日本と何が違う? 現地スーパーとコンビニの陳列棚で見た驚きの光景とは?
マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた2020年シーズンのMotoGP公式テストを取材するため、現地へ赴いたライター伊藤英里さんがマレーシアのガソリンスタンドで目にした光景とは?
マレーシアのガソリンスタンドは、サービスエリアみたいなもの?
給油、それはクルマにガソリンを入れる行為です。日本では当たり前に行っている筆者(伊藤英里)も、海外では経験もなく非常に緊張感がともないます。油種はナンダ、支払い方法はナンダ、そもそもレンタカーの給油口はどこナンダ? と。

「タイのガソリンスタンドってカフェとかが併設されていて」と、先輩ジャーナリストから聞いたのはいつのことだったでしょうか。「そりゃおもしろそう、タイを訪れた際には一度行ってみたい」そう思い至って早数年……。
セパン・インターナショナル・サーキットで行われたMotoGPの公式テストを取材するにあたり、ムクムクとその記憶がよみがえってきました。タイと同じ東南アジアのマレーシアはどうなのか? 気になります。「そうだ、ガソリンスタンド、行こう」。まあ、レンタカーで移動する以上、絶対に行くことになるのですが……。
マレーシアだから、とセレクトしたガソリンスタンドは「PETRONAS(ペトロナス)」です。マレーシアの国営石油企業であり、F1やMotoGPのチームのスポンサーにもなっています。
実際に訪れてみると、敷地がとても広い! 給油場所以外にもたくさんのクルマが駐車しています。イメージとしては、日本の大型スーパーの駐車場に近いでしょうか。

遠くに見える給油レーンにたどり着き、給油機(計量機)の液晶画面の英語の案内に沿って手順を進めます。クレジットカードを入れて油種を選び、給油して終了。液晶画面がきちんと案内してくれるので、何のトラブルもなく給油完了……。
しかし金額を確認すると、16.307リットルで33.26RM(リンギット)と記されています。日本円に換算すると、約898円(当時のレート)! 日本に比べるとかなりの安さ。驚愕でした。
そして、気になっていたガソリンスタンドの「併設施設」へ目をやります。クルマを駐車スペースに移動して入ってみると……巨大なコンビニエンスストアのような店舗に、ダンキンドーナツが併設されています。

眺めていると、どうやら買い物や休憩だけに来る人もいるようです。なるほど、駐車スペースの広さにも納得です。日本で言えば道の駅や高速道路のサービスエリアのような、ちょっとした休憩施設も兼ねた場所。考えてみれば給油して買い物して、カフェで休憩までできるのだから、理に適っています。
マレーシアのスーパーの棚を占めるアノ飲み物
ガソリンスタンドだけではなく、コンビニエンスストアやスーパーにも立ち寄ったところ、あることに気が付きました。いや、気が付かざるをえませんでした。その飲み物のドリンクコーナーにおける占有率が、すごいことになっていたからです。

ご存知の方も多いかもしれませんが、そのドリンクの名は……「MILO(ミロ)」です。そう、日本でも売られているココア・麦芽飲料です。
なんでもマレーシアではミロはかなりメジャーな飲み物だそうで、ペットボトルタイプから缶タイプ、もちろん粉タイプまで大量に売られていました。こんなにたくさんのミロを見たのは生涯初めてのことです。
そこで気になるのがお味です。海外では緑茶やジャスミンティーでさえ甘くて飲んだときに衝撃が走った経験があります。まず日本の常識は捨てないといけません。ミロもきっと、マレーシアのお味に違いない……大いなる興味に突き動かされ、ペットボトルタイプのミロを購入しました。しげしげとパッケージを眺めます。見た目に大きな違いは見られません。そして……(ゴクリ)。

正直に言いましょう。ここまで引っ張っておいてなんですが、ミロはミロでした。確かに、間違いなくミロでした。こんなに「ミロ」を連呼したのも生涯で初めてです。とにかくミロ、安心のお味でした。
※ ※ ※
ペトロナスがメインスポンサーのMotoGPクラスのチーム「Petronas Yamaha SRT」のライダー、ファビオ・クアルタラロ選手は、2月上旬のセパン公式テストで総合トップタイムをマークしました。2020年シーズンのMotoGPでは「Petronas Yamaha SRT」にも注目してみてくださいね。
【了】
Writer: 伊藤英里
モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。




