群馬県は飲食系自販機の聖地!? バイクで巡りたい昭和スポット『ドライブイン七輿』に行ってみた

コインを入れると僅かな時間で暖かい食べ物を提供してくれる昭和レトロな自販機、食品系自販機が、なぜか群馬県には複数残っています。『ドライブイン七輿』に行ってみました。

あったかメニューはもちろん、意外なモノも販売しているレトロ自販機

 かつてコンビニが無かった時代、ドライブインはドライバーやライダーにとって一服するには最高のスポットでした。アメリカではダイナーが有名ですが、ハイテク日本は、何と言っても食品系の自動販売機を置く店舗でしょう。コインを入れると僅かな時間で自動調理された暖かい食べ物が出てくるのです。

「七輿山古墳」の近くにある、群馬県藤岡市の『ドライブイン七輿』。大きな看板でバイクでもすぐに見つけることができる

 調理された食品を提供してくれる自販機も、現在では当時モノしか目にすることがありません。そんな絶滅寸前のレトロな自販機が、ここ群馬県藤岡市(上落合853)にある『ドライブイン七輿(ななこし)』では、24時間、現役稼働中なのです。

 大きな看板は色あせていますが、遠くからも分かりやすいです。さっそく中を覗いてみると、ありました。イートインスペースに、うどん、ラーメン、ハンバーガーにホットトーストの食品系自販機群!

 チーズバーガー250円、ホットトーストも250円、群馬には数店このような食品系自販機を置く店舗がありますが、値段はまちまちなようです。だいたい200円から300円くらいでしょうか。

 まずはピザトーストを食べてみることにしました。古い自販機なので500円玉硬貨は使えないようですが、隣のうどん自販機は500円玉に対応していました。あらかじめ小銭を用意しておいた方が良いでしょう。

 40秒待ち、出て来たのはアルミ箔に包まれたトースト。予想通り激アツなので、そっとつまんでテーブルに載せます。トーストの中身を確認すると、チーズとピザソースとサラミ、というシンプルな構成です。

 しかし、熱々で美味しいことに変わりはありません。どうして自販機グルメはこんなにも美味しく感じるのでしょう? キャンプで食べるカップ麺が美味しいように、このレトロな空間で食べると味わい深さが増幅されるようです。

トーストサンドはピザとハムの2択(250円)。40秒で出来上がり

 店内を見ていると「バイクステッカー」というものがありました。なにやら手書きイラストらしいクルマやバイクのステッカーが自販機で販売されており(1枚500円)、なんと言うか、なかなかレアです。

 ほかにも「ななこしラーメン」「ななこしうどん」の具材や、タオルまで自販機で販売されています。こちらのオーナーはなかなかの商売人の様子。またここは、ドラマや映画のロケにもよく使われているようです。

 隣接するゲームセンターには、80年代にタイムスリップしたかのような懐かしいゲーム機がたくさん置かれています。ゲームセンターに通っていた世代にはたまらないはず。

 いずれにしても、とっくに製造が中止されたであろうあの頃の食品系自動調理自販機やゲーム機が、24時間、毎日稼働しているのがすごいです。

 このような「レトロ自販機」は、群馬県だけでなく四国なども聖地と呼ばれています。そして置かれているのはだいたい、人口密集地や市街地から離れた道路沿いが多いもの。そんな昭和レトロなスポットを、1人バイクで巡るのも一興ではないでしょうか。

【了】

【画像】群馬県の自販機店舗『ドライブイン七輿』潜入(15枚)

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