仮面ライダーが乗っていたバイク(平成ライダー編)

平成時代に誕生した仮面ライダーは、昭和時代の仮面ライダーと区別するため「平成ライダー」と呼ばれることもあります。平成ライダーたちは、どのようなバイクに乗っていたのでしょうか。

バイクなしには語れない、歴代仮面ライダーの活躍

 1971年に放送された初代仮面ライダーにはじまり、歴代仮面ライダーの多くはバイクと共に活躍してきました。バイクを駆る仮面ライダーの姿に憧れたという子どもたちは、現在も少なくありません。

 昭和から令和に時代が変わっても、数々のライダーにとってバイクは欠かすことのできない相棒です。今回は、平成ライダーの愛車をピックアップし、ベースとなったバイクを紹介します。

●ヤマハ「VMAX」

ヤマハ「VMAX」

 「仮面ライダークウガ(放映年:平成12年から平成13年)」は、数々のバイクを乗りこなすライダーでもありました。そのなかでも際立つ存在として登場したバイクが「トライゴウラム」です。

 トライゴウラムは、ヤマハ「VMAX」をベースとして改造されたバイクです。劇中では、クウガを重要な場面で助けてきたサポートメカ「ゴウラム」が、クウガが愛用するバイク「トライチェイサー2000」を前後から挟み込む形で合体したという設定がなされています。

 現実のヤマハ「VMAX」は、マッチョなスタイリングながらも扱いやすい乗り味で、ツーリングからドラッグレースまで、さまざまなシーンで活躍した大排気量バイクであり、宿敵「グロンギ」の数々を吹き飛ばす、トラックごと横転させるなど、平成仮面ライダーシリーズの中でも、特に目覚ましい活躍を見せました。

●ホンダ「CBR1000RR」

ホンダ「CBR1000RR」

 キャッチコピーである「俺が正義」と共に、シリアスな作風と独特のシュールな演技が話題となった「仮面ライダーカブト(放映年:平成18年から平成19年)」ですが、劇中でライダーが駆るマシン「カブトエクステンダー」は、CBR1000RRがベースとなったことで注目されました。

 CBR1000RRは2004年に発売されたホンダの大型スーパースポーツモデルで、仮面ライダーカブトが放送された2006年にはモデルチェンジも行われるなど、ホンダの最新技術が常に投入される車種でした。2019年には、大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR-R FIREBLADE」として新型が されています。

 レース用としても使われるバイクが選ばれたことや、最新車種がライダーマシンとなったことをはじめ、カブトと共通の「角」をかたどった独特の外観も人気を集めています。

●ホンダ「シャドウファントム750」

ホンダ「シャドウファントム750」

 仮面ライダー専用マシンは一機のみが存在するという設定が多いなか、「仮面ライダーオーズ/OOO(放映年:平成22年から平成23年)」に登場する「ライドベンダー」は異色の存在でした。

 ホンダのV型2気筒750ccエンジンを搭載した大型クルーザーモデル「シャドウファントム750」がベースとなったライドベンダーは、物語の舞台である夢見町の自販機にカモフラージュされて設置されたライダーマシンです。他のライダーマシンとは異なり、仮面ライダー以外も使用するマシンであるという意外性もあり、さらに自動販売機がバイクに変形するという点も視聴者を驚かせました。

 シャドウファントムは2009年に登場したホンダのクルーザーです。その歴史は古く、1986年発売のホンダ「シャドウ」にルーツを辿ることができます。1997年には「シャドウ400」「シャドウ750」が販売。シャドウファントムは、そのシャドウ750をベースに、外装をシックなブラックに統一したモデルでした。

●ホンダ「XR230」

ホンダ「XR230」

 現実では多くのバイクがガソリンを燃料として動いていますが、「仮面ライダーフォーゼ(放映年:平成23年から平成24年)」に登場するライダーマシン「マシンマッシグラー」は、水素を燃料として動くという設定を与えられたマシンでした。

 スペースシャトルのコックピットを思わせるフロントマスクに、同じくスペースシャトルのブースターや翼をかたどったリアフェンダーが特徴的なこのマシンは、ホンダの中型オフロードバイク「XR230」をベースに製作されています。

 ホワイトとブラックで統一されたボディーや、スペースシャトルを模したデザインが、オフロードマシンらしい細身の車体を持つXR230にマッチし人気を集めています。バンダイから販売されている玩具は完成度が高いとされ、コレクションとしての高い人気を得ています。

●ホンダ「CRF250L」

ホンダ「CRF250L(2019)」

 仮面ライダーとしては異色のデザインや、仮面ライダー自身がライダーマシンに変形するという衝撃的な設定で注目を浴びた「仮面ライダーエグゼイド(放映年:平成28年から平成29年)」のマシン、「バイクゲーマー レベル2」も、ホンダのオフロードバイクである「CRF250L」がベースとなっています。

 物語の主人公となる「仮面ライダーレーザー」と似通うフロントマスクや、ゲームのコントローラー、ゲームパッドを思わせる青・赤・黄・緑のエクステリアなど、特徴的な外観から、ポップな印象を与えるマシンです。

 CRF250Lは、現在もホンダから販売されているオフロードバイクであり、これまで紹介したライダーマシンの中で、唯一新車で購入できる貴重なバイクでもあります。

※ ※ ※

 初代仮面ライダーをはじめ、仮面ライダーV3などの昭和ライダーではスズキ車が中心となっていました。しかし、平成仮面ライダーにおいてはホンダ製バイクが主流となっているようです。

 仮面ライダーの活躍とは切っても切り離せないバイクですが、こうした独特カスタマイズを楽しめる点も、仮面ライダーシリーズの魅力の1つといえるでしょう。

【了】

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