原付二種のオフ車!! ファンティック「Enduro125」2020年モデル登場

イタリアのメーカー「ファンティック」の製品を取り扱うサインハウスは、原付二種のオフロードモデル「Enduro125」の2020年モデルを発売しました。どのような車両なのでしょうか。

小排気量でも本格的な原二オフロード

 イタリアのメーカー「FANTIC Motor(ファンティック・モーター)」の製品を取り扱うサインハウスは、原付二種の希少なオフロードモデル「Enduro(エンデューロ)125」の2020年モデルを発売しました。

原付二種のオフロードモデル、ファンティック「Enduro125」

 1968年にミニバイク、ゴーカート、エンデューロバイクを生産する会社として創業されたファンティックは、1980年代にヨーロッパのエンデューロ選手権で勝利することで確固たる地位を築いてきたメーカーです。

 世界的不況と販売台数の読み違いにより、1995年と2014年に2度の工場閉鎖に追い込まれますが、現在では拘りの詰まった製品がヒットし、欧州、北米で堅調なセールスを記録しています。

 そんなファンティックが手掛けるEnduro125は、自社製のサスペンションや某国産メーカー製のエンジンを採用することで優れた走行性を発揮。オフロード車らしくシート高は935mmと高めの設定ですが、乾燥重量95kgと軽量な車体のため、扱いやすい特性とされています。

「Enduro125」2020年モデル発売に際し、サインハウスの野口英康社長は次のように話します。

「Enduro125の2020年モデル、日本仕様車では、従来モデルとは異なりイグニッションやタンクキャップの鍵の追加、ハンドルスイッチなどにより日常使いしやすいように設定しています。

 私も実際に試乗してみましたが、エンジンも元気ですし、足まわりもストロークが長いため、オン・オフ問わず非常に乗りやすいですね。125ccとしては高めの価格設定かもしれませんが、各部の仕様を見て頂ければ納得していただけるでしょう」。

※ ※ ※

 クラシック・レッド/ホワイト/ブルーとブラック/イエローの2色展開となるEnduro125の価格(消費税込)は81万円となっています。

■ファンティック「Enduro 125」

エンジン形式:水冷4ストローク単気筒
排気量:124cc
始動方式:セル式
フレーム:クロームモリブデン鋼ペリメタルフレーム
ブレーキ:フロント260mm/リア220mm ディスクブレーキ
サスペンション:フロント/ファンティックFRS 41mm倒立フォーク
リア/ファンティック FRS 125 Piggyback
全長:2110mm
シート高:935mm
ホイールベース:1420mm
タイヤ:フロント/90/90-21
リア/120/80-18
乾燥重量:95kg
タンク容量:7.5L

【了】

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