KTMコロナウイルス検査で陰性と判断された2名のライダーがテストに参加
シーズン再開に向けKTMは、ホームサーキットのレッドブルリンクでプライベートテストを実施しました。テストには、新型コロナウイルスの検査を受けて陰性と判断されたレギュラーライダーのポル・エスパルガロ選手とテストライダーのダニ・ペドロサ選手が参加しています。
テスト前に新型コロナウイルスの検査を受けて全員が陰性
KTMは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された2月24日のオフィシャルテスト最終日以来となる5月27日から2日間、新型コロナウイルスに対応する健康と安全のガイドランを従い、オーストリアにあるホームサーキットのレッドブルリンクでプライベートテストを行いました。

7月中旬の開催が予定されているMotoGPシーズンを視野に入れ、レギュラーライダーのポル・エスパルガロ選手とテストライダーのダニ・ペドロサ選手がプロトタイプマシンRC16のセットアップ作業に取り組みました。
活動の拠点アンドラから駆けつけたポル・エスパルガロ選手は、「バイクなしの期間がそれほど長かったとは思わない。昨日は最初の数回は少し難しかったが、カタールでやっていたようなリズムにすぐに慣れることができた。ピット内は笑顔でいっぱいだった。
技術面では幾つかの改善に取り組んだ。優先事項はバイクのフィーリングを取り戻すことだったけど、沢山のテストに取り組んで、それは興味深いものだった。好天候に恵まれたから、多くのことを試すことができ、シャーシだけでなく、電子制御も改善された。シーズン再開が待ち遠しい」と、会心の笑みでテストの感想を語った。

レッドブル・KTMのレースマネージャーであるM・ライトナーは、「この2日間をレッドブルリンクで開催できて、MotoGPチームを軌道に乗せることができたことをとても嬉しく思っている。それを実現するためには大きな努力が必要だったが、実現させることができた」
と述べています。
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南アフリカに滞在する最高峰クラス1年目のブラッド・ビンター選手は、渡航制限により、今回のテストを欠席。KTMは、近日中にレギュラーライダー4人全員を招集し、新たなプライベートテストを実施すると発表しています。
また、KTMとアプリリアは、シーズン中のエンジン開発優遇措置が適用されており、6月29日までエンジン開発が認められています。優遇措置が認められていないメーカーは、2020年のエンジン仕様で2021年シーズンを戦います。
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