ホンダ「ADV150」でキャンプに行こうと思ったら? シート下の収納力に驚いた

SUVテイストあふれるホンダの軽二スクーター「ADV150」は、大容量のラゲッジボックスでキャンプツーリングも許容する実力を秘めていました。

キャンプ用品を積んでみてわかった、ADV150のラゲッジボックスのすごさ

 アドベンチャーテイストにあふれ、SUVライクなスクーターとして発売以来大人気となっているホンダ「ADV150」ですが、ワイルドなイメージのこのマシンを見ていると「キャンプが似合いそう……」と思う方もいるのではないでしょうか。そこで気になるのが「どこまで荷物を積めるのか?」です。今回はシート下ラゲッジボックスを中心に、キャンプ道具がどこまで積めるのか、収納力をチェックしてみました。

「ADV150」のスタイリングはキャンプシーンのようなアウトドアイメージがよく似合いますね。キャンプ場内のダート路移動でも安心感があります

「ADV150」のラゲッジボックスの容量は27リットルで「一般的なサイズのフルフェイスヘルメット1個プラスアルファの収納が可能」とされています。内部はフラットではなくポッコポコといろいろな部分に出っ張りや段差がありますが、タンデム部分の下まで空間がつながっていて、ある程度長さのあるものまで入りそうです。試しに愛用のヘルメット、SHOEI J-ForceⅣを入れてみると、スペースにかなり余裕があるのがわかります。

 次にキャンプ道具を収納していきます。テントとシュラフ、マットがあれば、最低限「寝るだけ」は可能です(ちなみにテントは軽登山用のコンパクトなタイプ)。その3点セットを入れてみると……「あれ? 全然余裕」と、まだまだ荷物が入りそうです。ならば、とさらに荷物を詰めていくことにしました。目指すのは「ある程度快適に過ごせるキャンプ装具」を収納することです。

ラゲッジボックスにヘルメット(SHOEI J-ForceⅣ)を入れてみたところ。けっこう余裕があるのがわかります

 ここから先は立体的なジグソーパズルのように、アイテムがピタリとはまる位置を探して試行錯誤していきます。シュラフはコンプレッションバッグに入れて圧縮してあり、ハンドボールぐらいの球体に近い形になっています。その形状からして前方のヘルメットが入る位置に決定です。テントのポールは壁に沿って斜めに配置し、これも動かせません。

 持っていきたい荷物の中で大きな物としては、テント本体、折り畳み式のイスとテーブルです。あれこれ悩むこと数分……テントを横向きにすることでスペースをかせぐというワザを編み出し、隙間に小さなものを詰めることで、様々なアイテムを無駄なくパッキングすることに成功しました。

 最終的に積んだのは、テント(本体+ポール)、シュラフ、マット、テーブル、イス、シュラフカバー、ランタン、ヘッドランプという8つのアイテムです。

最終的にはテーブルに加え、イスやシュラフカバーまで入ってしまいました

 これ、結構すごいと思いませんか? この装備があれば、調理は除いて、だいぶ快適なキャンプができるレベルです。食べ物やお酒などは途中のコンビニで購入、というスタイルなら、小さなリュックでも背負っていけば十分でしょう。ご近所を走るスタイルでキャンプまで行けるのです。いやはや「ADV150」のラゲッジボックスの積載能力がここまで高いとは、正直驚きでした。

 さて、ここまでは「ADV150でキャンプに行きたいなぁ」という妄想で突っ走ってきましたが、メインとなるキャンプ道具がラゲッジボックスにこれだけ積めるとなると、これはもう実際に行くしかない。そこで、25リットル程度のザックを用意して、ほかに必要そうなものを詰めてみました。コッヘルやバーナーなどの調理アイテムや三脚(撮影用)、焚き火台からレインウェアまで入れても、まだ食材や飲み物を入れる余裕がありました。

 キャンプ場に着いて荷ほどきをしてみたら、あらためて「こんなに積んできたのか」と、改めて感心しました。

ラゲッジボックスに収納できたもののすべて。最低限とはいえ飲食以外のものはすべてまかなえている、と言えます

 結論として「ADV150」はシート下のラゲッジスペース、プラスそこそこの大きさのザックを背負えば、大型バイクで行くのと遜色のない、快適なキャンプが実現できる、ということが分かりました。ルックスだけじゃないアドベンチャーぶりに、ますます魅力を感じてしまいました。

【了】

【画像】どれだけ入る? ホンダ「ADV150」シート下の収納力をチェック(15枚)

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Writer: 野岸“ねぎ”泰之(ライター)

30年以上バイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車インプレッションやアイテムレビューも多数執筆。バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』運営メンバーの1人。全都道府県をバイクで走破しており、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になるキャンプツーリング好き。

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