カワサキ「Ninja ZX-25R」 スタンダードとSEのどっちを選ぶ?

ついに国内での発売が明らかになった話題のモデル、カワサキ「Ninja ZX-25R」。現在の国内市場においては唯一の4気筒250cc搭載モデルにはスタンダードとSEグレードが存在しています。どのような違いがあるのでしょうか。

Ninja ZX-25R SEはかなりお得?

 カワサキは2019年の東京モーターショーで発表して以来、話題を集めてきた4気筒250cc搭載の新型車「Ninja ZX-25R」を9月10日に発売します。

カワサキ「Ninja ZX-25R SE」

 Ninja ZX-25RにはNinjaZXシリーズの上位モデルや751cc以上の一部大型モデルと同じくスタンダードのほか、「SE」(スペシャル・エディション)も用意されていますが、その価格差は8万8000円(消費税込みの価格で比較/スタンダード=82万5000円・SE=91万3000円)と既存のスタンダードとSEよりも少ない差となっています。

 車両の仕様を見てみると、SEには次の5つのパーツが標準装備されています。
●アップ/ダウン両対応のオートブリッパー付きKQS(カワサキクイックシフター)/4万810円
●USB電源ソケット(リヤシート下に設置)/7238円
●ウインドシールド(スモーク)/1万6170円
●フレームスライダー/2万8160円
●ホイールリムテープ/3564円

 SEで標準装備とされたパーツ代の合計は、9万5943円となっていますが、カワサキの純正アクセサリーパーツ一覧を見ると、これに別途トータル1.3h分の工賃(ホイールリムテープは未記載)が必要となるため、後付するよりもお得な価格設定となっています。

 また、外装色においても手間のかかるカラーフレーム(メタリックスパークブラック×パールフラットスターダストホワイト)を採用した仕様もあるため、内容をみるとSEはかなりお買い得な設定であることが分かります。

SE標準装備、一番の目玉は?

 カワサキの開発者によると、SEに標準装備されたなかでも特に拘りの装備が250ccクラス初となるオートブリッパー(シフトチェンジ時に自動でアクセルを煽って適切な回転数にしてくれる)付きKQS(カワサキクイックシフター/クラッチ操作無しでシフト操作が可能)で、開発チーム一体となって作り込むことで、特にシフトダウン時に気持ちのいいフィーリングを味わうことが可能と言います。

開発者拘りの装備「KQS(カワサキクイックシフター)」。「Ninja ZX-25R SE」標準装備となっています

 また、スポーツ走行時のみならず、市街地では頻繁なクラッチ操作が不要になるため、乗り手の快適性にも寄与してくれます。

 発売まで約1ヶ月半に迫ったカワサキ「Ninja ZX-25R」。販売計画台数5000台とかなり強気な設定ですが、どのような販売推移を見せるのか期待が高まります。

【了】

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