インディアンモーターサイクルがヒルクライムレースに復帰 トップライダーのジョン・”フライング”・コースターを起用
米国のバイクブランド「インディアンモーターサイクル」は、80年以上前に一世を風靡したモータースポーツであるヒルクライムレースに復帰します。レースではフラットトラックで好成績を残しているFTR750をベースにした車両が使用されるようです。
米国最古のバイクブランドがヒルクライムレースに復帰
米国のバイクブランド「インディアンモーターサイクル」は、80年以上前に一世を風靡したモータースポーツであるヒルクライムレースに復帰します。

インディアンモーターサイクルが参戦するレースは、AMA(全米モーターサイクル協会)が主催するプロ・ヒルクライム・レーシング・シリーズで、クラスはツインズクラスとなっています。
レースで使用される車両は、フラットトラックで好成績を残してきたFTR750をベースにしたもので、スイングアームの延長、ノビータイヤの装着、デザイン変更されたリアテール、ヒルクライムレースで必要とされるクラッチ使用量の増加を考慮してアップグレードされたRekluseクラッチなどのモディファイが加えられています。
なお、ライダーにはAMAプロヒルクライムの3つのタイトルをすべて1シーズンで獲得した初のアメリカ人レーサー、ジョン・”フライング”・コースター選手が選ばれています。

今回の発表に際し、”インディアンモーターサイクルのレーシング、サービス、テクノロジー担当副社長のゲイリー・グレイ氏とAMAプロヒルクライムのディレクター、ロブ・レッドマン氏は次のようにコメントしています。
■インディアンモーターサイクル ゲイリー・グレイ氏
「私たちは、競争するだけでなく、エンジニアリングやデザインチームの力量と、私たちが開発している素晴らしいモーターサイクルの能力を示す、エキサイティングでユニークな機会を常に探しています。
私たちはヒルクライムレースのファンであるだけでなく、このスポーツにおける私たちのブランドの歴史を考えれば、何年もの時を経て戻ってくるのは当然のことでした」。
■AMAプロヒルクライムのディレクター ロブ・レッドマン氏
「新しいツインズクラスを創設した時、インディアンモーターサイクルのような大手OEMメーカーを誘致して、このユニークでチャレンジングでエキサイティングなレースに復帰させることを意図していましたが、インディアンモーターサイクルが80年以上ぶりにヒルクライムに戻ってきたことに、これ以上の興奮はありませんでした
ヒルクライムレースに勝るものはありません。インディアンモーターサイクルのようなブランドは、より多くのファンを獲得し、この素晴らしいスポーツの成長に大きく貢献すると信じています」。
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フラットトラック、ランドスピード、MotoAmerica King of the Baggersイベントでのバガーレースなど様々なジャンルのレースに力を注いでいるインディアンモーターサイクルがどのような結果を残すのか、期待が掛かります。
【了】