モタードスタイルとストリートアートの融合 ドゥカティ「ハイパーモタード950 RVE」日本導入決定
ドゥカティの「ハイパーモタード」ファミリーに新バージョンが登場しました。特殊なグラフィックをまとい、標準装備がアップグレードされた「ハイパーモタード950 RVE」です。
コンクール出展のコンセプトモデルをベースに量産市販化
ドゥカティジャパンは、2020年6月にイタリアで発表された「ハイパーモタード(Hypermotard)」ファミリーの新型「Hypermotard 950 RVE」の日本導入決定を発表しました。メーカー希望小売価格は178万9000円(消費税込み)、発売は2020年10月2日からとなります。
排気量937ccの水冷L型2気筒エンジンを搭載るす「ハイパーモタード」ファミリーには、スタンダードバージョンの「ハイパーモタード950」(169万9000円)と、トップバージョンの「ハイパーモタード950 SP」(219万円)があり、今回導入される「ハイパーモタード950 RVE」はその中間に位置するモデルです。
「RVE」バージョン最大の特徴となっている“グラフィティ”カラーリングは、2019年に開催されたクルマやモーターサイクルのエレガンスさ(見た目の美しさ)を競うコンクール『コンコルソ・デ・エレガンツァ・ヴィラ・デ・エステ』に出展された「ハイパーモタード950コンセプト」のグラフィックをベースとしており、ストリートアートからインスピレーションを受けています。
コンセプトモデルと同一の製造品質を量産モデルに適用するため、塗装工程において非常に薄いスライド・デカールを採用し、高度な職人の技によって複雑で手間のかかるプロセスを採用しています。その結果、エアブラシペイントと同等の仕上がりを実現しています。
装備面では「ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)アップ/ダウンEVO」を採用し、エレクトロニクス・パッケージを強化。ほかにもスライド・バイ・ブレーキ機能付ボッシュ製コーナリングABS(シングルモード設定)や、「ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)EVO」、「ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)EVO」などが標準装備となっています。
モタードにインスピレーションを受けた「ハイパーモタード」ファミリーは、アグレッシブなデザイン、シート下に設置されたアルミニウム製デュアル・アンダーシート・サイレンサー、トレリス・リア・フレームを含め、外装コンポーネントを最小限に抑えてメカニカル・コンポーネントを露出させたデザインが特徴となっており、ドゥカティのラインナップを代表する“ファン・バイク”として、ハイレベルなファン・トゥ・ライドとコントロール性を両立させています。
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