7人にひとりが被害者!? 自転車によるあおり運転の実態調査

au損害保険株式会社が、全国の車両運転者(自動車/バイク/自転車利用者)の男女1500人を対象に、自転車によるあおり運転に関する調査をおこないました。どのような結果が出たのでしょうか。

運転者の7人にひとりが被害を経験!

 au損害保険株式会社は、全国の車両運転者(自動車・バイク・自転車利用者)の男女1500人を対象に、自転車によるあおり運転に関する調査を実施し、その結果を公開しました。

近年問題となっているあおり運転。自転車も該当しますが、その認知度はどれほどのものなのでしょうか

 昨今、あおり運転が社会問題になっています。そんな、相次ぐあおり運転をきっかけに、2020年6月30日に施行された改正道路交通法により、あおり運転に対する罰則が規定され、「妨害運転罪」として厳しく取り締まられるようになりました。

 改正道路交通法では、自動車やバイクはもちろん、自転車が他車両(自動車/バイク/自転車)に対してあおり運転をすることも、新たに罰則の対象となっています。

 そこで自転車向け保険を取り扱うau損保が、自動車・バイク・自転車などの車両運転者に対し、自転車からのあおり運転被害や、あおり運転を見たことがあるか、またどのような行為を受けたのかなどを調査しました。

 ちなみに自転車によるあおり運転は、「逆走して進路をふさぐ」、「不要な急ブレーキ」、「車間距離の不保持」、「急な進路変更」、「危険・無理な追い越し」、「執拗にベルを鳴らす」、「横から幅寄せをする」の7項目が該当します。

 まず、全国の車両運転者の男女1500人に、6月30日から自転車によるあおり運転が処罰の対象になったことを知っているかどうかを尋ねたところ(単一回答)、「知っている」が57.1%(856人)、「知らない」が42.9%(644人)という結果となりました。

近年問題となっているあおり運転。自転車も該当しますが、約40%以上の人が認知していない結果となっています

 これは、自転車によるあおり運転が処罰の対象であることについて認知は進んでいるものの、まだ40%以上の人が知らないという結果です。

 次に、自転車によるあおり運転を見たことがあるかを尋ねたところ(単一回答)、「ある」が23.1%(346人)、「ない」が76.9%(1,154人)でした。

 続いて、自身が自転車からあおり運転を受けた経験があるかどうかを尋ねたところ(単一回答)、「ある」が13.9%(209人)、「ない」が86.1%(1,291人)となりました。

主な被害内容は「急な進路変更」や「危険・無理な追い越し」

 自転車からあおり運転を受けたことがあると答えた車両運転者209人に、あおり運転を受けたきっかけを尋ねたところ(自由回答)、「自身の走行スピードが遅かった」が10.5%(22人)、「自身が車線変更や追い越しをした」が6.7%(14人)、「自身がクラクションを鳴らした」が3.3%(7人)など、きっかけになった可能性のある行為を認識する回答がある一方で、「信号待ち、一時停止」が4.3%(9人)、「きっかけが分からない」が36.4%(76人)と、身に覚えのない理由であおり運転を受けた人もおり、合計で40.7%(85人)の人が、自転車からのあおり運転を受けた結果となります。

自転車からのあおり運転を受けたきっかけの割合

 また、自転車からあおり運転を受けたことがあると答えた車両運転者209人に、あおり運転の対処法を尋ねたところ(自由回答)、「すぐに逃げた」、「警察へ通報した」、「無視した」といった意見が多数ありました。

 最後に、自転車からあおり運転を「受けた経験がある」、もしくは自転車によるあおり運転を「見たことがある」と答えた車両運転者375人に、その具体的な内容を聞いたところ(複数回答)、「急な進路変更」が53.6%(201人)でトップ。次いで「危険・無理な追い越し」40.8%(153人)、「車間距離の不保持」38.4%(144人)、「不要な急ブレーキ」27.2%(102人)、「横から幅寄せをする」25.3%(95人)、「執拗にベルを鳴らす」24.3%(91人)、「逆走して進路をふさぐ」20.8%(78人)と続いています。

 より具体的な回答として、以下のような被害も寄せられました。

・一時停止で止まったら、後ろから来た自転車の男性にしつこくベルを鳴らされた(福岡県/50代男性)
・シティサイクルに乗る男性に、車間距離を詰められ追いかけられた(京都府/20代男性)
・スポーツバイクに乗る男性が、車道の中心を走って進路を妨害していた(愛知県/50代女性)
・自転車走行区分のある歩道で左端をゆっくり走行していたところ、後ろからベルを鳴らされその後幅寄せされ睨まれた(東京都/40代男性)

※ ※ ※

 今回の調査では、自転車によるあおり運転が罰則化されたことについての認知は進んでいるものの、まだ40%以上の車両運転者に認識されていないことが分かりました。
 
 また自転車からあおり運転を受けた経験がある人も一定数おり、具体的には「急な進路変更」や「危険・無理な追い越し」といった被害内容が多く挙がっています。

 あおり運転は重大な交通事故にもつながり得る極めて危険な行為です。また、意図せずとも自身の運転が妨害運転罪に抵触してしまうこともあり得るでしょう。
 
 あおり運転の加害者にはもちろん、被害者にならないためにも、自転車を利用する際には、交通ルールやマナーをしっかり認識した上で運転する必要があります。

【了】

【画像】自転車によるあおり運転の調査結果を画像で見る(6枚)

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