メットインにキーを閉じ込めてしまった…開け方と対処法とは!

原付バイクでメットインにキーを閉じ込めてしまったという経験をした人は意外に多いのではないでしょうか。自宅であればスペアキーを探すこともできますが、出先でキー閉じ込みをした場合は冷静ではいられません。メットインにキーを閉じ込めてしまった場合、どのような対処をしたらよいのでしょう?

メットインにキー閉じ込みをしてしまったら…

 原付バイクにはメットインと呼ばれるヘルメットを収納できるスペースがあります。一般的にはシートの下側に設置されており、ヘルメット以外にも貴重品や雨具などを収納することもあります。フタを閉めるとロックされる仕組みとなっており、さまざまな物を常備しておくことができるので非常に便利です。しかし、ジャケットのポケットやカバンにキーを入れてそのままうっかり閉じてしまった場合、構造上取り出すことが困難です。

原付には、メットインと呼ばれる収納スペースを装備しているモデルがあります

 メットインの開け方は、おもに二通りあります。まず、少し古いタイプの原付はシート横にカギ穴があり、キーを指して回すことでメットインのロックを解錠できます。次に、キーシリンダーに鍵を差し込んだまま回すタイプは、メットインとキーシリンダーがワイヤーでつながっている仕組みです。このタイプは普段からメットインを使用しない人にとっては、開け方がわからないという相談も多く、無理に回すと鍵穴や鍵自体の変形といったトラブルにもつながることがあります。

 メットインにキーを入れてしまったまま閉じてしまったキー閉じ込みのトラブルは意外に多くあるようで、JAFによると2019年度中の二輪トラブルに関するおもな出動理由には、1位過放電バッテリー20.34%、2位タイヤのパンク13.49%、3位キー閉じこみ6.64%となっており、よくあるトラブルの1つでもあるようです。

 もしもメットインにキーを閉じ込めてしまったら、JAF会員であれば24時間365日対応のロードサービスを利用することができます。会員でない場合は、購入したバイク屋に相談するか鍵屋を呼んで解錠してもらう必要があります。

最近の原付にはキーシリンダーに鍵を差し込みメットインスペースが開くモデルが多数あります

 しかしバイク店に依頼した場合、直接店舗まで持ち込む必要があるためエンジンのかけられないバイクを押して行かなければなりません。もちろん自力で運ぶのが困難な場合は積載車で引き取りに来てもらう方法もありますが、運搬費用が余計にかかってしまう場合もあります。また、バイク屋は鍵屋ではないため、特殊工具を鍵穴に差し込んで鍵を開けることはできません。そのため、機械的に部品をばらして開ける場合もあれば、スペアキーをメーカーから取り寄せるといった対処法を取ることもあり、すぐに解錠をすることができないケースもあるようです。

 専門家である鍵屋に依頼した場合は現地まで出張してくれる会社が多く、その場で作業を開始してくれます。シート横に鍵穴がある場合は特殊な工具を使い解錠し、キーシリンダータイプであればその場で作成したスペアキーで解錠してくれます。さらに、メットイン内に鍵が入っていなかったという記憶違いの際にも、スペアキーを作成してもらい無事にエンジンをかけることが可能となります。

メットインキーをしないために!

 メットインキーは誰にでもありえるトラブルである以上、対策をしておくことが重要です。そのためにも、まずスペアキーを必ず作っておくことがおすすめと言えるでしょう。

純正キーの他にスペアキーを作り持ち緊急時に備えるのも一つの方法です

 スペアキーはメーカーの純正品でもよいのですが、緊急時しか使わないことを考えれば鍵屋やホームセンターで作ってもらったスペアキーでも十分ではないでしょうか。スペアキーの相場は、ディスクシリンダー錠やピンタンブラー錠であれば500円~2000円となっているようです。しかし、実際に鍵穴に差し込んでみなければ使用できるかどうかは分からないので、必ず確認してからの保管が必要となります。また、引っ掛かりがあったり回りづらいスペアキーをそのまま使用してしまうと、キーシリンダー側を破損させてしまうこともあるため作成し直す場合もあるようです。

 作成したスペアキーはバイクに乗るたびに携帯しておけば安心にもつながります。しかしスペアキー自体を失くしてしまったり、メットインキーをしてしまった日に限って携帯し忘れたということも考えられます。そんな事態に備えてJAFのロードサービスに加入しておくとより一層安心です。会員であれば24時間365日、一般道や高速道路でも対応してくます。車体ではなく入会している本人が対象となるため、会員証があればクルマもバイクも両方のトラブルに対応してくれます。個人会員は1年分で5500円~、2年分一括で9500円~、3年分一括で1万3000円~、5年分一括で2万円~となっています。

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 メットインキーは出発前はもちろん、出発後の外出先でも起こってしまう可能性があります。メットインキーをしてしまったライダーの中には、力ずくでシートに隙間を作り、手を入れるといった荒技に出ることもあるようです。ネット上ではこの方法で成功したといった報告が多いのも確かですが、車種や方法によってはバイクを破損して高い修理代を払うことになる場合もあります。そうひた経験がなければスペアキーを持ち運ぶ習慣は身につきづらいかもしれませんが、メットインキーは誰にでもありえるトラブルということを意識し、「自分の身にも起こるもの」と考え万全の準備を心がけることが大切です。

【画像】メットインにキーを閉じ込めた場合(5枚)

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