愛車の錆に悩む人の強い味方!? 防錆潤滑剤の威力は神パワー!! ~木下隆之の、またがっちゃいましたVol.84~

レーシングドライバーの木下隆之さんは、バイクやマリンスポーツを楽しむうえで、車体の錆を防ぐ『KURE CRC5-56』に頼りきっていると言います。どういうことなのでしょうか?

潮風にまみれた場所に住んでいるのだから仕方ないのだが……

 やれ水上バイクだボートだと、遊びのフィールドを海に求めてから、僕(筆者:木下隆之)は自宅に段ボール数箱もの『KURE CRC5-56』(防錆・潤滑剤のスプレー)を常備するようになった(以下、CRC:シー・アール・シーと呼ぶ)。

海岸近くに住む筆者(木下隆之)は愛車ホンダ「モンキー50」を錆から守るためCRCに頼りきっている

 そりゃそうだ。ジェット(水上バイク)もボートも金属やFRPでできている機械モノなのに、金属最強の天敵である塩、つまり濃度の高い海水にジャブジャブと浸しているのである。金属と塩は仲が悪い。永遠の敵対関係である。

 海遊びをしたら、まずジェットやボートを陸揚げする。そして真水をジャバジャバと浴びせかけ、海水をきれいさっぱりと洗い流す。それから伝家の宝刀、CRC様にご登場願うわけだ。

 あらゆる金属部分に、これでもかとシューッとやる。CRCの液体を含ませたウエスで丁寧に拭き延ばしてやる。もし可能ならば、プールか池をCRCの原液で満たし、そこに浮かべておきたいほどである。だがそれじゃあいくら金があっても足りないからスプレー缶をシューっとやるわけだ。それでも、1回の海遊びでスプレー缶2本は消費してしまう。したがって、自宅のガレージには、段ボール数箱のCRCが常備されるというわけだ。

 CRCは神様である。そのご利益あって、僕のボートはほとんど錆びていない。海水に浸していながら錆びていないというのは奇跡に近い。その奇跡をもたらしているのだから、それはもう神の力以外に考えられない、と言うほど頼りきっているのである。

 だというのに、先日我がモンキー君を引っ張り出したら、バックミラーの付け根に不気味な痕跡を発見してしまった。赤茶色のそれは、どす黒い色合いである。心臓が止まりかけた。

 ドス黒い赤茶色といえば、ゴキブリか錆かと相場は決まっている。どっちも忌み嫌われる存在である。抱いて寝たいほど大切にしているモンキー君に、悪魔がひたひたと侵食していたのである。

CRCのご利益あって目立った錆はなかったのだが……

 我が家は相模湾を望む漁村に位置していることもあり、日々潮風を浴びている。近隣の邸宅のエアコン室外機を見ればそれは明らかで、海から離れた内陸の家々と異なり、たいがい室外機は錆びている。それは忌み嫌う悪魔の所業、錆が日常に侵食しているからだ。

 だからなのか、バックミラーの付け根のネジがグリグリと刻まれているところが犯され始めているのだ。となればCRCにすがるしかない。とりあえずポイント目掛けてシューっとやってみたけれど、その結果は……後日報告します(笑)

【了】

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Writer: 木下隆之

1960年5月5日生まれ。明治学院大学卒業後、出版社編集部勤務し独立。プロレーシングドライバーとして全日本選手権レースで優勝するなど国内外のトップカテゴリーで活躍。スーパー耐久レースでは5度のチャンピオン獲得。最多勝記録更新中。ニュルブルクリンク24時間レースでも優勝。自動車評論家としても活動。日本カーオブザイヤー選考委員。日本ボートオブザイヤー選考委員。

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