入口はあるのに出口がない!? 絵本みたいな悪夢の迷宮物語『ビバリウム』

たまたま新居を探していただけの若いカップルが住宅地から抜け出せなくなるラビリンス・スリラー『ビバリウム』が2021年3月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかで全国公開されます。

「家が欲しかっただけなのに…」

 新居を探す若いカップルが不動産屋に紹介された住宅地から抜け出せなくなるラビリンス・スリラー『ビバリウム』が2021年3月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかで全国公開されます。

ラビリンス・スリラー『ビバリウム』(c) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

 住宅街「Yonder(ヨンダー)」から抜け出せなくなり、“夢”のマイホームで謎の赤ん坊を育てる羽目になったカップルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』(2010年)でFacebookの創始者マーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグと、『グリーンルーム』(2015年)などに出演の注目女優イモージェン・プーツ。

 住宅地から出られなくなったうえに、誰の子かわからない謎の赤ん坊を育てることになってしまうカップルの精神が崩壊していく様子を見事に演じています。プーツは第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で「最優秀女優賞」を受賞。その“母なる狂気”が世界から賞賛を受けました。

 監督は、とある女が次第にキツネに魅了される短編ホラー『FOXES』や、初長編作品『WITHOUT NAME』で注目を集める新鋭ホラー監督ロルカン・フィネガン。上品な映像で容赦ない展開を生み出す才能は、今後目が離せないクリエイターの1人です。

同じ家が続く可愛らしくも不気味な街並みが映し出されています(c) Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film

 公開されている場面写真ではどこまでも同じ家が続く可愛らしくも、不気味な街並みが映し出されています。思わずバイクで走り抜けたら気持ちよさそうだなと思ってしまいますが、どうやらそんなに甘くはないようです…。

 狂気にあふれた愛らしい映像が癖になるラビリンス・スリラー『ビバリウム』は2021年3月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかで全国公開です。

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