『小野木里奈の○○○○○日和』は、久しぶりの大型バイク試乗にワクワクドキドキが止まらない!

『小野木里奈の○○○○○日和』は、ヤマハの大型クルーザーモデル「BOLT(ボルト)」に試乗しました。ボルトの車重や足つき性、乗り味について小野木里奈さんが徹底チェックします。

迫力満点のクルーザーモデル「ボルト」を徹底チェック!

 皆さんこんにちは、小野木里奈です!! 今日はとてもお久しぶりな大型バイクに乗りました!そのことについてお話ししたいと思います。

 私が試乗した大型バイクはヤマハの「BOLT(ボルト)」というバイクです。こちらは総排気量941ccと約1000ccでございます! 大型バイクに乗るのも久しぶりなのでワクワクドキドキな試乗です。

ヤマハ「ボルト」の迫力満点なビジュアルに最初は圧倒されました

 注目は、ボルトの迫力満点なビジュアル! 私の勝手な解釈ですが、クルーザータイプということもあり、日本のバイクというよりも海外のバイクのような印象です。しかも試乗したカラーはブラックなので、差し色もヤマハブルーを使っておらず、黒が9割のあとはシルバーのポイントカラーがあるのみというとてもシンプルなカラー構成です。ちなみに、もうひとつの車体色にはブルーがあります。私はこの試乗したボルトのブラックが断然好み。元々黒が好きなので、この黒がメインで無駄のないカラーリングで格好いいなと感じます。

ボルトのお気に入りポイントは、ほぼ真っ黒な車体右サイドのビジュアル

 特に車体の右サイドのビジュアルはお気に入り。ほぼ真っ黒(笑)。シートもタンクもほぼ全てが黒いのに、丁度いい派手さを感じるデザインです。

 跨ってみると、クルーザータイプの強みであり、足つき性は抜群に良いですね。私の身長は160㎝ですが、私よりも身長の低い方でも足はつきそうですね。そして前傾姿勢でないので、二人乗りすることも考えたらお互いに乗車姿勢が楽にとれて乗ることができそうです。

足つき性は問題なしですが、大型ならではの車重が少し気になります

 ただ、足つき性はいいですが、大型バイクという要素も兼ね備えていることもあり、とても重かったです!(笑) ボルトの車両重量は252kgという、一眼見たビジュアルから想像していた通りの重さです。ずっしりとした佇まいから、「きっと大型だしすごい重いんだろうな~」と思っていたのでまさに予想通りです(笑)。

 車重のあるバイクで一番最初に大変な作業は、乗り始めですね。発進前に跨った後、車体を真っ直ぐに起こしてスタンドを払いますが、この動作が重いバイクを扱う上で難関ポイントです。起こしてしまえれば、あとは車体のバランスに気をつけることで、身長が低い方や、力が弱い方でも走り始めの難関を乗り越えられればなんとかなりそうです(笑)。

 逆にずっしりとしているので、一旦車体を真っ直ぐに起こしていれば簡単には倒れない感じがしまう。実際に信号の停車中はとても楽でしたね。何を乗る上でもそのバイクの強みと弱みがあるものなので、そこは乗る上でバイクを理解して難点を解消できるよう練習を重ねたり、そのバイクに慣れることが必要だと思います。

重心の低い大型クルーザーモデルのバイクは安定感も抜群!

 発進してみると、さすがの大型パワー! ちょっとアクセルをひねっただけでパワーが出ますし、中型バイクよりも断然パワーがあり、ギアを変える頻度が明らかに少ないことが乗り手にとってとても楽ですね(笑)。 この点は運転が忙しくない感じがして、このパワーに慣れてしまえば、考え方によっては運転が楽とも考えることができるのではないでしょうか。

音と振動がお尻や腰に全然響かないのは、ボルトのシート作りにもこだわりが感じられます

 また、このパワーの大きさに伴うエンジン音が物凄いです。ただ、これはライダーでもあるカメラマンさんに教えていただいて気づいたのですが、これだけの音と振動があるのにお尻や腰に全然響かないのはシートにもこだわりがあるんだそうです。確かにシートだけを触ってみるとフカフカ。これは長時間乗ってもお尻が痛くなりにくいですね。こうやって蓋を開ければどんどん作り手の工夫が見つけられるから楽しいです。

 そして、走ってしまえばこちらのもの(笑)。 バランスさえ取れればとても安定して走ることができたし、クルーザータイプの大型バイクに初めて乗りましたが、こんなにもバランスが取りやすいのかと驚きました。最初は重いしパワーもあるから不安があってドキドキでしたが、慣れてくるとこのずっしり感があるおかげでスピードを出しても車体がブレない感じがします!

初めてバイクで走る高速道路も路面との接地を感じることができて車重があるボルトの強みを感じます

 あとは足つき性がとてもいいので、すごい安心感をライダーに与えてくれます。この時バイクで初の高速道路を走ったのですが、風の影響をすごく受ける道路を走行しました。ですが、ボルトのずっしりさのおかげなのか、車体が全然ぶれなかったんです。体はとても影響を受けているのに、バイクはちゃんと地についているような感じで初めての高速道路で怖かったのですが、落ち着いて運転することができました。こんな場面で重いバイクの強みが発揮するんだなぁ、と一概に軽いバイクが良いとも言えないなと思いました。

 私よりも低い身長のライダーでも楽しめる大型バイクだと思います。車体が重く、発進時に車体を引き起こすことは大変ですが、足つき性がいいのはとても嬉しいポイントですね。私が今回感じたことは、車体が重くても足つき性がここまで良かったら、低身長の方や力が小さい方でも大型バイクを乗りこなすことができるのではないか、ということです。もちろん、いきなりというわけではないですが、練習を重ねることが大切です。だからこそ、身長が低いから、力がないから、というだけで大型バイクに乗ることを諦めないでほしいということを伝えたいです。

身長がなく力の弱い女性でも練習することで問題なく走行可能です

 私も免許取り立ての時は小さいバイクにだけ乗ったらいいよ、という周りの意見もいくつかありました。でもせっかく大型まで免許を取ったのにそれはやっぱり嫌だったし、これまで挑戦させていただきました。試乗するバイクの特徴を自分で理解したり、慣れている方のアドバイスもたくさん聞き、そして実際にたくさん乗って練習していただきたい。今はレンタルバイクというサービスもありますし、まずは乗る前から大型バイクに乗ることを諦めないでください。私も大型バイクを含め、これから色んなバイクに乗ることに挑戦し続けていきます!

 走っている様子は後々YouTubeチャンネル『時速ONOキロメートル』でもアップする予定なので、楽しみにしていてください♪

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