中央自動車道「境川PA」で食す冬季限定「PA飯」 海なし県なのに焼魚定食が名物!? バイクで行く高速道路グルメ
中央自動車道「境川PA(上り)」は山梨県笛吹市にあります。「海なし県」でありながら焼魚定食が名物ですが、ライディングで冷え切った体を温めるべく選んだPA飯は冬季限定「境川辛口もつ煮ラーメン」です。
辛口のもつ煮と生卵が、ラーメンにオン!
海岸線を持たない地域である「海なし県」は内陸県とも呼ばれ、全国に8県(栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県)あります。そこに含まれる山梨県の笛吹市に位置する「境川PA」のフードコートでは、なぜか焼魚定食が人気とのこと。それもそのはず、宮城県塩釜港から新鮮な魚が直送されているのです。
焼魚にも惹かれましたが、ここはライディングで冷えた体を温めたいので汁物を吟味し、じっくりと煮込まれた味噌味の自家製もつ煮を入れた冬季限定メニュー「境川辛口もつ煮ラーメン(810円)」をオーダーしました。
醤油とんこつ出汁のスープに、辛味の効いたもつ煮がどっさりと入っていて、見た目だけでテンションが上がります。しかも生卵付き。身体が温まるだけでなく体力回復にも効果がありそうなので、ますますライダーにピッタリなPA飯と言えるでしょう。
このもつ煮がスープや麺との相性も良く、ラーメンと喧嘩することなく調和のとれた味わいとなっています。もちろん臭みもありません。卵を少しずつ溶かしながら、味の変化も楽しめます。
また、ネギやホウレンソウもたっぷり入っていてボリューム満点です。ご飯やサイドメニュー不要な食べ応えで、思わず出会った大満足のPA飯でした。
これだけ美味しいもつ煮ならば「境川豚もつダブル定食(1000円)」も期待できそうです。こちらは豚煮ともつ煮がダブル皿で定食になったもので、ご飯も大盛りだとか。
お土産では定番の信玄餅や、みのぶまんじゅうなどもあり、総じてツーリング途中に立ち寄って大正解のPA(パーキングエリア)でした。
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