一方通行はバイクも守らなきゃいけないのか? 例外はあるのか?

一方通行の標識が出ている道であっても、バイクなら対向車を比較的簡単に避けられる気がしますがバイクも一方通行のルールを守らないといけないのでしょうか?

一方通行ってバイクも守るべき?

 一方通行の標識が出ている道であっても、バイクなら対向車を比較的簡単に避けられるケースが多いため守る必要がないように感じますが、バイクも一方通行のルールを守る必要があります。

一方通行を走行すると規制の対象となります

 一方通行規制の目的は、交通規制の実施基準及び道路標識等の設置基準第2項第1号によると、「車両の相互通行に伴う複雑、危険な交通状態を単純化して交通量を増大させ、交通の安全と円滑を図る」ためとしており、幅が狭く離合の難しい住宅街にある道だけでなく、危険を伴う幹線道路、高速道路の入り口なども含まれます。

 基準のなかで「歩行者や自転車などの安全を確保するため」とはっきりと書かれており、規制対象は道路交通法に定められる「車両」となっているので、当然車だけでなくバイクも含まれることになります。

 一方通行の道路を走るときの紛らわしい点としては、道路交通法第17条5項(通行区分)により、走行は左寄せでなく道路中央から右寄りにはみ出してもよいとなっていますが、バイクを駐車するときには、道路交通法第47条の2(停車又は駐車の方法)により、左側に寄せて駐車しなければ違反となり、10万円以下の罰金を課されるので区別する必要があります。

 ただ、バイクが一方通行規制に該当しない例外のケースもあります。それは、一方通行を示す青い標識の下に備わった「補助標識」があるときです。この補助標識では、一方通行の制限が適用されないことを表すものになっており、「一方通行になる時間帯」や「通行可能な車両」を示してあるので、記載の時間帯に該当しない・二輪車は通行可となっている場合は、バイクは指定方向以外にも走行できるのです。

 ほかにも、「車両進入禁止」標識があるかを見落とさないようにしましょう。車両進入禁止の標識は、一方通行の出口に設置されていることがほとんどなので標識を見落として進入すると、一方通行の道路を逆走することになるので大変危険です。

一方通行を逆走したときにはどうなる?

 もし、一方通行の道路を誤って逆走してしまった場合には、「通行禁止違反」として違反点数2点と罰金(原付5000円・普通二輪6000円)が科せられます。もし、一方通行道路に逆から進入してしまった場合は、慌てずにハザードランプを点滅させて、速やかに安全な路肩に寄せてください。

バイクは、エンジンを切って押して歩けば歩行者とみなされ通行することも可能です

 バイクを降りて旋回させてもとの道へ戻るか、そのまま押して歩けば歩行者とみなされ通行することも可能ですが、どちらにしてもエンジンを切った状態であることが前提であり、バイクに跨ったままだと違反とみなされる場合もあります。

 一方通行の規制において、勘違いが多いものに補助標識に「軽車両を除く」と記載がある場合が挙げられます。軽車両という言葉だけを聞くと、原付バイクが該当しそうなイメージになりますが、道路交通法の「軽車両」とは「自転車」を表す表現になります。原付バイクも普通二輪も、道路交通法の区分上ではクルマと同じ「車両」であるため、一方通行の規制があるときには、指定方向以外は進入できないので、十分気をつけてください。

 ほかにも、一方通行の標識と似ている標識もあり、一方通行の看板と色が反転した「左折可」の標識は間違えやすいので注意が必要です。あくまでも「左折できる」というだけの標識ですので、曲がった先が一方通行になっているとは限りません。一方通行だと勘違いして進入すると、前から対向車が来て鉢合わせになる可能性もあります。同様に、「指定方向外進行禁止」の標識は、一方通行規制の看板と同じ色で矢印が増えたものになりますが、この場合は、示している方向のみ進行することができるという意味になります。

 バイクも車と同じ車両ですので、一方通行の規制がある道では、必ず標識を守るようにして、道路の円滑な通行の妨げにならないよう安全運転を努めていくようにしましょう。どうしても一方通行を通過する場合は、バイクのエンジンを切り押して歩きましょう。

※ ※ ※

 バイクで一方通行の道を正規の方向で通行していても、軽車両が走行可能な道では、自転車が道路の中央から走ってくることも予想されます。また、時間帯指定がある一方通行の道でも、対象の時間外に相手の見落としにより対向車がくることもありますので、走行中は常に周囲の安全確認を怠らないようにしましょう。

【了】

【画像】バイクは一方通行を守る義務があるのか?(3枚)

画像ギャラリー

最新記事