秘密警察に協力していた実在の歌手を描く『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』

東ドイツの秘密警察<シュタージ>に協力していた実在のシンガーソングライターの生涯を描いた映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』が2021年5月15日(土)より全国順次公開されます。

矛盾に満ち溢れた男の人生

“東ドイツのボブ・ディラン”と呼ばれながらも、東ドイツの秘密警察<シュタージ>に協力していた実在のシンガーソングライターの生涯を描いた映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』が2021年5月15日(土)より全国順次公開されます。

実在のシンガーソングライターの生涯を描いた映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』

 ベルリンの壁崩壊に先立つ1980年代。ゲアハルト・グンダーマン(1955~98年)は、昼間は褐炭採掘場で働きながら、仕事が終わるとステージに上がって自ら作った、希望や夢、理想に満ちた歌を披露。多くの人々に感動を与えシンガーソングライターとして活躍していました。しかしその一方で、当時の秘密警察<シュタージ>に協力するスパイとして友人や仲間を裏切るというもう一つの顔も持っていました。1990年の東西ドイツ統一後、自身も友人にスパイされていたことを知り、その矛盾を自らに問うこととなり…。

 監督は、現在ドイツで最も注目されている東ドイツ出身のアンドレアス・ドレーゼン。絶大な信頼をおく脚本のライラ・シュティーラーとともに10年の歳月をかけて、私たちの知らない人間と国家の断末魔の叫びをユーモア溢れるリアルで繊細なタッチで掬い取り、ドイツで最も権威のあるドイツ映画賞(2019)で作品賞、監督賞を含む6部門で最優秀賞を獲得ました。また、東ベルリン生まれの主演アレクサンダー・シェーアは、グンダーマン本人と見間違うほどの神がかり的な演技を見せ、劇中で演奏される全15曲を自らカバーして歌っています。

 東ドイツといって思い出されるのは、戦前・戦後に渡って100年以上のバイク製造の歴史を持つメーカー「MZ(DKW、MuZ)」ですね。当時の名車がスクリーンに映し出されるかどうかも注目したいところです。

実在のシンガーソングライターの生涯を描いた映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』

 東ドイツの秘密警察<シュタージ>に協力していた実在のシンガーソングライターの生涯を描いた映画『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』は2021年5月15日(土)より全国順次公開です。

【画像】『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』の画像を見る(4枚)

画像ギャラリー

1 2

最新記事