『小野木里奈の○○○○○日和』は、まるで動物に乗っているような感覚が味わえるKTM390 DUKEに試乗します

『小野木里奈の○○○○○日和』は、大磯ロングビーチで開催されたJAIA主催の試乗会に参加しました。そこで今回は、トラスフレームが目を引くKTMの390 DUKEに試乗します。

ギラギラ感満載のKTM390Dukeはカッコいい!

 皆さんこんにちは!小野木里奈です。今日は大磯ロングビーチで開催された、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の試乗会にて、KTM 390 DUKEを試乗したので、ご紹介したいと思います!

「DUKEの形が特に好き」という小野木里奈ちゃんが試乗レポート

 私の中でKTMといえば、やはりオレンジ。そしてオレンジに組み合わされるモノトーン!さらに、私はこのDUKEの形が特に好きなのです。これまで記事を読んでくださっている方は、そろそろ私の好みを察しているであろうと思いますが、こういうテールが上がっていて、エンジンまわりのギラギラした感じがとってもカッコいい。特徴的な編み編みのような細いパイプのようなフレームが車体の中心を囲っているのも素敵です。

 テール部分というのも、横から見るとタンクからシート後方まで波打っているラインが好きなのです。KTMはイメージカラーであるオレンジを蛍光カラーにして、全体のアクセントにしてデザインしています。使用している色の数は多くはないのに、とても派手なデザインで遠くからでもすぐに、「あっ! KTMだ!」とわかるんですよね。

 今回私が乗った390 DUKEのカラーは白ベース! 他にグレーもあり、2パターンあるんです。こちらの白のタイプの方が、オレンジが抑え目で、どちらかというとグレーの方が全体的に派手な印象です。私はどちらかというと、「グレーが好みかな」と、思います。

マルチカラーTFTディスプレイは、表示もわかりやすく視認性も抜群です

 あと私が驚いたのはこのディスプレイです! マルチカラーTFTディスプレイというんだそうです。液晶パネルのサイズも大きめで、カラーでめちゃくちゃわかりやすいのです。表示の変更をハンドル左手にあるスイッチで操作が可能なのです。

 そして、ハンドルなのですが、手が小さめなライダーさんに朗報です。グリップからブレーキとクラッチの距離を自分が握りやすいように調整することができるのです。これはすごいっ! 身長が小さいと困る点は足つきも挙げられますが、それに伴い手も小さかったりすることもあると思います。そうなると、クラッチとブレーキを操作する時、手の操作が辛かったりするんですよね。

ブレーキやクラッチの位置を調整できるので手が小さくても操作に支障はありません

 私は女性のわりには小さい方ではありませんが、男性よりは多分小さいと思います。特にクラッチに関しては、距離がグリップから遠いと手の力加減が難しいですし、いつの間にか手のひらが筋肉痛になっていたりします(笑)。だからこそ、この機能は手が小さいライダーにはものすごくありがたいものなのです!

両足だと爪先立ちになってしまいますが、車体の軽さもあり片足であれば問題なくバイクを支えることができます

 さて、では恒例の足つきチェックでございます! むむ… 正直、私(身長160cm)にとっては、爪先立ちになってしまいます。ですが、私の身長的には、どのバイクを乗る上でも足つきが爪先立ちになってしまうことが多いので、仕方のないことです。その代わり、片足立ちで車体を少し傾ければ、より安定してバイクを支えられるので、信号の停車中などは問題なさそうです。何より、車体の重さが150kgと、足つきが少し厳しくても扱いやすい車重やシートも細身で足をつきやすくしてくれているのも嬉しいポイント!

 エンジンをかけると、「キュルルルルーッ」と、高めの元気いっぱいなエンジン音を聞かせてくれます。この音がDUKEならではのスポーティな外見と相性抜群で、よりこのバイクのかっこよさを際立たせてくれるんですよね。

アクセルを少し開けただけでも加速するパワーに驚かされます

 アクセルを回すと想像していた以上のパワーで、油断していると体が後ろにそっくり返ってしまいそうでした(笑)。ちょっとしかアクセル開いていないのに…車体のサイズはそんなに大きくないのにこんなパワーを秘めているなんて(笑)。だからこそ、走行中も加速するたびにギュンっとスピードが上がって、まるで機械というよりも動物の上に乗っているような感覚で、めちゃくちゃ楽しいんです!

390DUKEの車体の軽さは、コーナーでの扱いやすさにも貢献しています

 一方で、車体が軽いからこそ、コーナリングなどで取り回しがすごくしやすいんですよ。また、このバイクは排気量390ccで、同じ中型車の250ccではちょっと物足りないかな、というライダーの方にとってもその物足りなさを満足させてくれるかも…!?

 走行中の加速や取り回しのしやすさを考えているだけでなく、体の小さいライダーさんにも乗れるように、グリップとクラッチ&ブレーキとの距離の調整やシートの幅などを計算されていて、できるだけ色んな体格の人に乗っていただきたい、作り手の思いが伝わってきました。また、この走行中にもライダーがパッと見て、わかりやすい液晶パネルの機能性の高さ。

誰にでも扱いやすいKTM390DUKEは、乗れば乗るほど作り手の思いが伝わってきます

 今は中型サイズでも、車体のサイズが大きいバイクも多いです。だからこそ、KTM 390 DUKEように小柄なライダーさんにとって嬉しい機能が揃っているバイクは注目するべきだと思いました。

 小柄な体でバイクに乗る時苦悩しているライダーの皆さん、是非一度このKTM 390 DUKEに乗ってみてはいかがですか?

小野木里奈YouTubeチャンネル『時速ONOキロメートル』

【了】

【画像】KTM 390 DUKEを画像で見る(10枚)

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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