バイク初心者の女子高生が親子でホンダのバイクのスクール(HMS)に参加してみました!【女子高生・虹さん編】
バイクの運転にちょっと不安があったり、もっと上達したいという人にオススメなのがライディングスクール。女子高生の虹さんがホンダの「HMS(Honda Motorcyclist School)」を初体験。女子高生の虹さんに話を聞いてみました!
現役女子高生の初心者ライダーがホンダのバイクのスクールにチャレンジ!
16歳を迎えは昨年の夏休みを利用して普通二輪免許を取得したという現役女子高校生の虹(こう)さん。ハーレーダビッドソンのスポーツスターXL883Lに乗る母親の一美さんとタンデムして日本の各地を旅したそう。おかげですっかりバイク好きに成長しました!
念願の免許取得のお祝いに一美さんの友人からカワサキのエストレアRSを譲り受けたそうです。また、親子でホンダのスーパーカブオーナー。虹さんは75ccに、一美さんは85ccにボアアップしたカスタム車を所有。親子で充実したバイクライフを楽しんでいます。

虹さんがバイクに乗るようになって、一美さんは喜んでくれましたが、一方で心配もしていたそう。そこで、周囲のススメもあって、親子でホンダの「Hondaモーターサイクリスト・スクール(HMS)」に参加するため、「鈴鹿サーキット交通教育センター(STEC)」へやってきました。
クラッチ操作やシフトチェンジなどの基本ができるけれど、苦手なことを克服したり、さらにステップアップを目指す人向けのクラス「中級ツーリングライドチャレンジ」に参加した一美さんと、虹さん親子に密着。今回は虹さんに感想を聞いてみました!
苦手分野や得意分野を見つけて、バイクのことをもっと知りたい!
今年の夏で、免許歴1年を迎える虹さん。それまで母親の運転するバイクの後ろに乗っていたので感覚的なことはわかっていたつもりでも、実際に運転するとなると大違い。まだまだわからないことが多いのだそう。

「今回のスクールでは普段じゃ絶対にできないことや、自分が苦手で避けてきたことにも挑戦したい! 今まで気づかなかった自分の苦手分野や得意分野も見つけてみたいです」
最初は緊張していたそうですが、最初に教室でインストラクターの山脇遼太さんからオリエンテーションで不安がなくなり、楽しい気持ちの方が強くなったと教えてくれました。
「すごく厳しい感じなのかなって思っていたのですが、山脇さんがオリエンテーリングで内容を詳しく説明してくれたし、明るくておもしろくって、とっても安心しました! 交通教育センターは建物がキレイなのも好印象です」

それから乗車準備へ。プロテクターはレンタルもできるので、装備を持っていない人でも安心です。虹さんはホンダのクラシックジャケットを着用。肩、ヒジ、背中にメッシュプロテクターを標準装備しています。胸部にオプションのテクセルチェストプロテクターを装着できるのがポイント。左右にセパレートできるタイプで脱着に便利なのだそう。

「胸の部分にある『HONDA』の刺繍がカワイイんです! プロテクターの肩やヒジが浮かなくて、着心地もいいです。実はプロテクターが入ってるって気づかなくて、普通のジャケットだと思っていたくらい(笑)。胸のプロテクターは見た目よりも軽くて、ウェアを着た時の見た目もスッキリ。バイクに乗っている時も違和感ないんです」
これで上半身の装備はバッチリ! エンジニアブーツを履いているのでくるぶしのガードもOKです。そこで、ヒザからスネを守るニーガードだけをレンタルすることにしました。
「私が通っていた教習所よりもコースがすごく広いので、これから走るのが楽しみです!」
上達できるのはもちろん、『バイク』で繋がる人との交流が楽しい!
教習車はCB400 SUPER FOUR、CB400F、CBR250、VTR250など高年式でキレイなモデルが多彩に用意されています。虹さんが今回選んだのはVTR250。最初は完熟走行で運転の感覚をつかみます。

「たくさんのバイクがあってワクワクしました! 乗ったことのないバイクに乗りたかったのでVTR250を選びました。初めて乗るバイクで緊張しましたが、コンパクトで軽くて扱いやすくて安心です。バイクから降りて押して持っていく時も、女性でも簡単に動かせるなって思いました!」

最初のカリキュラムはブレーキング。正確に加速、減速し、指定された場所で確実に停止するトレーニングです。
「いつもは気にしていないところまで意識してブレーキングできたと思います。自分で勝手にいいと判断したり、少しグラついたけど停まれたからいいや…と思うのではなくて、まわりからみても、あのバイクは安全運転なんだなって思われるような、キレイなブレーキを意識しました。山脇さんはとても明るくて親しみやすくて、分からないところも自分から聞きやすかったです。それに『ちゃんと見てくれている』って安心感も強かったです。フロントブレーキの使い方についてのコツなどはもっと練習したいなと思いました」

しっかりブレーキングできるようになったら、午後のカリキュラムへ。コーススラロームとパイロンスラロームです。大小さまざまなバリエーションのあるコーナーを走行します。
「スラロームは短時間でやらなきゃいけない動作がたくさんあって大変! パイロンにぶつからないようにと思っていると他のところでつまづいて上手くいかなかったりして、自分にとってはすごく難しかったです」

そこでインストラクターの山脇さんがタンデム走行で指導。わかりやすく、とても勉強になったそう。
「自分が上手くできないと相談したところや、危なかったところなど、乗ってる時にその場で教えてくれるのでわかりやすかったです。スピードや身体の使い方のコツについても教えていただきました。1回後ろに乗っただけなのに、次から1人で乗る時に意識がすごく変わりました!」

最後に取り入れられたUターンでは、低速で確実に旋回すること練習。低速でのバランスの取り方に苦戦したそうです。
「スピードが出ていないと曲がるだけでも『こんなに難しいんだ!』って実感しました。自分で走る時はUターンや小回りを避けてしまっていて自信がなかったんです。今回の練習で、前より自信を持って色んな道を走れるなと思いました!」
難しかった分、キレイに走行できた時は「うれしさや感動も倍増です!」と喜びを語ってくれました。

「運転に自信が持てるようになったし、苦手なことも見つけられて新しい目標ができました。『もっと練習したい!』って気持ちが強くなります。一緒にスクールを受けている方ともお話しできたのもよかった。いろんな人と『バイク』という共通の趣味で繋がれてスゴくうれしかったし、貴重な体験だったと思います」
終了後、受講証としてスクールカードとポイントカードをゲット。またスクールに参加してみたいと意欲的です。

「母と一緒にスクールを受けることになった時、最初は恥ずかしさがあったんです。でも、おかげで緊張が少し解けた部分もありました。休憩と時や終わった後に『ここが難しかったね』とか『こんなことが上手くいった!』とか共有できるのも楽しかった! 友達がいたらもっともっと楽しめるだろうなと思いました」
【了】