ピアッジオ「MP3」新型公開 399ccエンジン搭載の2モデルが新たに登場
イタリアのバイクブランド「ピアッジオ」はフロント2輪の3輪スクーター「MP3」シリーズの最新モデル「MP3 400hpe/MP3 400hpeスポーツ」を公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
世界初の3輪スクーター
イタリアのバイクブランド「ピアッジオ」はフロント2輪の3輪スクーター「MP3」シリーズの最新モデル「MP3 400hpe/MP3 400hpeスポーツ」(※HPE=High Performance Engine)を公開しました。

2006年に世界初の3輪スクーター(※ピアッジオ調べ)として登場したピアッジオ「MP3」は、2つの前輪とそれらをつなぐ独自のサスペンションシステムを採用することで、安全性とバイクの楽しさを両立した個性派モデルです。
新型として登場したMP3 400hpe/MP3 400hpeスポーツは、2018年に登場したMP3 350HPEに搭載された排気量330ccのエンジンを399ccまで拡大したモデルで、最高出力を26kW(35.4HP)/7000rpm、最大トルクを37.7Nm/5500rpmまで引き上げたうえで排ガス規制「ユーロ5」に対応しています。
排気量を増加しつつも、従来モデルと同等の重量に抑えられたMP3 400hpeでは、LEDの灯火類や3チャンネルABSなど、安全性と使いやすさを優先した装備を採用。
幅広のパッセンジャーシートを新たに採用して快適性を向上させるとともに、自照式のトランクにはフルサイズのヘルメットを2個収納できるようになっています。

メータパネルにおいては、アナログのスピードメーターとタコメーターのほか、追加情報を表示するデジタルダッシュも併せて搭載。停止時に直立状態でロック出来るフロント・チルトサスペンションも備えられています。
なお、MP3 400hpeのボディカラーは2色展開、200ユーロ高額なMP3 400hpeスポーツでは4色のバリエーションが用意されています。
バンク角40度とスポーティーな走行性も可能なMP3シリーズ。かつては日本市場でも導入されていたモデルだけに、再導入に期待したいところです。
【了】