ホンダのトニー・ボウ選手、トライアル世界選手権120回目の勝利を飾る

トライアル世界選手権フランスGP第2戦は、Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手が、13度目の勝利を飾りました。また、世界選手権通算120回目の勝利となります。

120回目の勝利を獲得した王者トニー・ボウ選手

 2021年トライアル世界選手権第2戦フランス大会は、1日制で開催されました。Repsol Honda Teamのトニー・ボウ選手は、序盤から素晴らしい走りを見せてライバルを見事制し、世界選手権での120回目の勝利を飾りました。前戦5年ぶりの優勝を飾った藤波貴久選手は、5点差で表彰台を逃しましたが、4位に入っています。

トライアル世界選手権120回目の勝利を飾ったトニー・ボウ選手

 前日、そして当日の朝に大雨に見舞われたシャレード・サーキットで開催されたフランスGPのセクションは雨で滑りやすく、過酷なトライアルとなりました。設定された12のセクションは、いずれも滑りやすくライダーは厳しい戦いを強いられます。

 最初のセクションを、藤波貴久選手は減点2で通過しましたが、トニー・ボウ選手は減点5。その後も、トニー・ボウ選手は1ラップ目に3つの減点5を喫してしまいました。しかし走るほどに調子を取り戻し、1ラップを終えた時点では2点差ながらトップになり、そして2ラップ目に入ります。1ラップ目は19点減点のトニー・ボウ選手でしたが、2ラップ目は減点5点。この日のベストラップスコアをマークして、2位に22点差をつけ見事な勝利をおさめています。

M・グラタローラ選手(Beta)/T・ボウ選手(ホンダ)/ A・ラガ選手(TRRS)

 この勝利は、トニー・ボウ選手のフランスでの13勝目、世界選手権での120回目の勝利となりました。この勝利で、トニー・ボウ選手の2021年獲得ポイントは57ポイントとなり、ランキング2位のA・ラガ選手(TRRS)に10ポイントのリードを築いています。

 前回イタリアの2日目に勝利した藤波貴久選手も引き続き好調をキープし、表彰台の獲得にはいたりませんでしたが4位を獲得。ランキングも、4位をキープしています。

■Repsol Honda Team トニー・ボウ選手(優勝)

Repsol Honda Team トニー・ボウ選手

 今日はほんとうにハッピーな日になりました。1ラップ目はミスが多かったのてすが、2ラップ目は信じられないほどに改善ができました。2ラップ目の減点5は、ちょっと珍しいパターンでの減点となりましたが、スコアはともかく、とてもいい感覚を得られていたので、全体的にも素晴らしいラウンドになったと思います。

 今回からマシンを新しくしたのですが、とても競争力の高いマシンとなっていて、それに合わせてコンディションも整え、うまく走ることができました。これはチーム全体の勝利です。次のアンドラ大会は厳しい戦いになると思いますが、今回の勝利は、アンドラに向けて高いモチベーションとなりました。アンドラまでの間、よい休暇を過ごしたいと思います。

■Repsol Honda Team 藤波貴久選手(4位)

Repsol Honda Team 藤波貴久選手

 1ラップ目は、かなりむずかしいトライアルとなりました。一度ならずテープを切ってしまって5点となり、また激しいクラッシュもありました。しかし2ラップ目、よく改善ができたと思います。試合中は落ち着けていて、厳しいトライアルでしたが、楽しく走ることができました。イタリアでの優勝の後、今回は表彰台に上がりたかったのですが、4位は悪い結果ではありません。僕にとっては、うれしいフランスGPでした。

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 トライアル世界選手権第3戦アンドラGPは、サマーブレイクを挟み8月20~22日に2日制で開催されます。

【了】

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