美味しいアジフライを求めて走る旅 千葉県館山市『相浜亭』はドラマのロケ地にもなっている不思議なお店
アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。館山市の『相浜亭』を訪れました。
撮影に使われる桟橋に寄り道、目的のお店はドラマの舞台で「あばれる君」の絵も!?
美味しいアジフライを求めて、今回は南房総編パート2です。筆者(増井貴光)とホンダ「CT110」は横須賀市の久里浜港から東京湾フェリーに乗って対岸の房総半島、富津市の金谷港へ渡り、そこからは旅の道連れ、館山市在住のUさんの案内で、金谷港から南へ走ります。

まず立ち寄ったのは、原岡海岸の「岡本桟橋」です。「金曜ロードショー」のオープニングに使われたロケ地として有名な……という例えが筆者よりも若い世代に通じるのか? という木製の桟橋です。天気が良ければ東京湾越しに富士山が見えます。夕焼けも素晴らしいそうですが、オッサン2人ではロマンチック度合いが高過ぎるので、写真を撮ってさっさと退散します。
館山市内に入って次に案内してもらったのは、また桟橋です。やはり夕陽が有名な「北条桟橋」です。先に立ち寄った「岡本桟橋」は途中までが木製で先端の方はコンクリート製ですが、「北条桟橋」は全てが木製です。隣にコンクリート製の堤防があるので不思議な光景になっています。こちらもTVコマーシャルなどで使われることが多い桟橋です。館山港が見渡せて、この日は海上自衛隊の船が数隻入っていました。ここからはUさんの案内でショートカットして、目的地の相浜漁港に向かいます。
20分ほど走って相浜漁港に到着。館山市の南側に位置し、東京湾ではなく太平洋に面しています。漁港にある相浜漁協直営の食堂「相浜亭」に入ります。このお店のアジフライが地元のUさんイチオシなのです。

頼むもの(筆者のミッション)は決まっているはずなのに、メニューを見ると1尾丸ごと入っている「伊勢海老天丼」を見つけてしまいました。お値段も2000円とリーズナブル。残念ながら(?)禁漁の時期でシーズンオフだったため、今回は本題から外れずに済みました。危うく以前のように「天丼」(横須賀市「味美食堂」の穴子天丼)の誘惑に負けるところでした……。
気を取り直してオーダーしたのは、本命の「あじフライセット」です。Uさんは「はらいっぺぇ定食」を頼みました。
ほどなくやってきた「あじフライセット」には、大きめのアジフライが2枚、お刺身と南房総名物のなめろうもセットでボリューム満点。ビジュアルだけでかなり盛り上がります。
「はらいっぺぇ定食」には、刺身、煮魚、天ぷらと、こちらも凄いボリューム。しかもお値段1000円と、コスパ高過ぎです。

さて、アジフライに挑みます。ひと口食べてみて、地元のUさんが勧めることに納得。衣はサクサクでアジはジューシー、大きさも厚みもあって食べ応えもバッチリ。かなりの高得点です。相浜のアジ、恐るべし! そして刺身もなめろうもアジフライに劣らず美味い!
食べ終わってお店を出ると、不思議なノボリを発見しました。見ると「ひじきに頼る町」や「右ひじき、左ひじき」と、やたらひじき推し。そして店の壁にはこれまた不思議な絵があります。ここにもひじきキャラが描かれていますが、その他は何がモチーフなのかさっぱり不明。描いたのは「あばれる君」のようです。現在放映中の某ドラマのロケ地にもなっていて、この日も撮影があるようでした。
Uさんとはここで別れ「フラワーライン」を走ります。冬から春は、道路脇に花が綺麗に咲いているのですが、菜の花が終わるとノー・フラワーのようです。
「野島崎」で折り返し、東京湾、海に沿って北上します。30分ほど走って金谷港に到着。タイミング良くほとんど待たずにフェリーに乗船し、南房総を後にします。フェリーで往く南房総アジフライツーリング、楽しかったのでまた来たいと思います。

■相浜漁協相浜亭
所在地:千葉県館山市相浜233
営業時間:10時から17時(水曜定休)
※営業時間、定休日は変更となる場合があります
【了】

Writer: 増井貴光
旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110













