大型バイクの入門編!? ヤマハ「MT-07」は取りまわしの良さと走りを両立した優等生モデル

「Master of Torque」トルクの達人という名前を持つ、ヤマハのスポーツネイキッド「MTシリーズ」。その中量級モデル、「MT-07」に試乗しました。

排気量は大きくても、扱いやすい丁度よさが魅力のモデルだったはず

 車名のMTはMaster of Torqueの略。トルクの達人という名前を持つヤマハのスポーツネイキッド、「MTシリーズ」の中量級モデル、「MT-07」に試乗しました。

ヤマハ「MT-07」新型モデルと筆者(先川 知香)

 2014年にデビューしたMT-07の開発コンセプトは、「Sports Passion MC with Smart」。スキルや経験に関係なく、誰もがバイク本来の楽しさを味わえることを重視したモデルとして登場しました。

 そしてそのコンセプトどおり初代モデルは驚くほど乗りやすく、登場当時は大型免許を取得したばかりで、大きなバイクの取り回しに自信がなかった私(筆者:先川 知香)でも、あまり不安を感じる事無く走れたことを覚えています。

 それから私にとってのMT-07のイメージは、大型であって大型でない不思議なモデル。大型ならではの加速性能を持ちながらも、運転している感覚は中型モデルとそこまで大きく変わらない、気負うことなく乗ることができる大排気量モデルでした。

 そんなイメージを持って参加したメディア向け試乗会で、新型となって再会したMT-07の第一印象は、「プレデター」。私の知っているスポーツネイキッドのネイキッド要素が少し強めだった初期モデルから、かなりハードなデザインに進化していて、スポーツ要素の方が強くなったという印象でした。

ヤマハ「MT-07」新型モデル。SF映画「プレデター」を連想させるフロントマスクが印象的です

 さらに、スリムでコンパクトながらも動物の筋肉のような美しい曲線で構成された躍動感あるボディと、かなり小型化されたLEDプロジェクターヘッドランプを中心とするフロントマスクの組み合わせが、獲物を狙う生き物のようで、「顔は、前の方が好きだな」というのが正直な感想。正面から見ると、どこか地球侵略を企むエイリアン感が漂います。

 一方で、サイドから見た流線形ボディはとても美しく、一切の無駄が省かれたようなエンジンやエキゾーストのむき出し感が大迫力。落ち着いた印象のボディに、ビビットなオレンジのホイールが、センスの良さを際立たせ、「乗ってみたい」、「操ってみたい」と、ライダーとしての好奇心をくすぐるデザインとなっており、フロントとサイドでのイメージが、全く異なる点も印象的でした。

良好な足つき性と爽快な走り

 実際に乗ってみると、足つきは良好。身長165㎝の私でも、不安を一切感じること無く取りまわすことができます。

身長165㎝の筆者(先川 知香)の場合、両足のつま先が地面に付きます

 今回試乗させてもらったのは、サーキットのコース上にパイロンで細かいシケインを作った特殊なコースだったのですが、加減速、そして小回りも自由自在。都心の狭い道でも、思い通りのラインを走ることが可能というように、操作性で「大型」を感じることはほとんどありません。

 そうなると、700㏄の意味がないのでは? と思うかもしれませんが、その排気量を感じるのは加速の早さ。アクセルレスポンスがかなり良く、開ければ開けるだけ加速していくという感覚で走ることができ、大型バイクとしての扱いやすさと走りが高い次元で両立されています。

ヤマハ「MT-07」新型モデルに乗る筆者(先川 知香)

 初代から見た目は大幅に変わっても、中型モデルのような扱いやすさと、大排気量モデル特有の走りの爽快感を併せ持った、初心者に優しい大型モデルというキャラクターは健在! じゃじゃ馬のような大きなバイクをブンブン振り回して走りたいというようなベテランライダーにとっては、少し物足りなさを感じてしまうかも? というぐらい、扱いやすさは抜群です。

 初めて大型バイクに乗る初心者から、バイクの性能を最大限に使って走りを楽しみたいベテランライダーまで、幅広く楽しめるモデル「MT-07」の車両価格(消費税込)は、81万4000円です。

CHIKAチャンネル

【了】

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