東京2020オリンピック自転車ロードレース 代表選手たちが実際に使ったスゴイ自転車『トーキョーエディション』は痛車だった!?

ドイツの自転車メーカー「キャニオン」は、東京2020オリンピック自転車ロードレースに出場したサポート選手の協力を得て、日本のアニメ文化にインスピレーションを受けたグラフィックの『トーキョーエディション』を期間限定で国内展示します。

スゴイ自転車を大胆にも痛車に!? 世界から見た日本のイメージを垣間見る

 東京2020オリンピック、自転車ロードレースの話題はSNSでトレンド入りするほど話題を集めました。その話題の中心にあった各国の代表選手たちの中から、実際にレースで使った自転車の展示企画が開催されています。

日本のアニメからインスピレーションを受けたスペシャルグラフィック。このバイクで東京2020オリンピック自転車ロードレースを走った Copyright:Nobuhiko Tanabe

 これは世界最高峰の走りを日本で披露してくれた選手たち、そしてレース開催に尽力するすべての関係者と、サイクルスポーツファンへの感謝の気持ちを込めて、ドイツの大手自転車メーカー「CANYON(キャニオン)」社が企画し、選手たちの好意で実車を国内展示するというものです(期間限定)。

 キャニオン社は自転車競技の男子ロードレース、女子ロードレース、男子クロスカントリーに出場したトップ選手をサポートしており、彼ら3人が実際に使った、特別なグラフィックが施された『トーキョーエディション』バイクを日本の人たちにも見てもらおうという計らいです。

 フレームのグラフィックに有名選手のシグネチャーを入れる文化は昔からありますが、開催国である日本(JAPAN)=アニメ、という世界から見た日本のイメージを、オリジナルのキャラクターを自転車の細いフレームへ大胆に落とし込むことで表現しています(開会式で演奏された曲はゲームサウンドでした)。これは日本を代表する文化をこういった形でリスペクトしている、ということなのです。

日本のアニメからインスピレーションを受けたスペシャルグラフィック。このバイクで東京2020オリンピック自転車ロードレースを走った Copyright:Nobuhiko Tanabe

 選手たちは皆このデザインを気に入っており、無事に展示期間を終え、バイクとの再会を心待ちにしていると言います。選手たちと所属チームの理解を得て実現したこの実車展示企画は、以下の場所、期間で開催されています。海外から見た日本のイメージを、世界最高峰の舞台で走る自転車から再発見してみてはいかがでしょうか。

■展示概要

期間:7月31日(土)から8月8日(日)7時から17時
場所:CROSS COFFEE(東京都稲城市矢野口227-1 グランツドルフ1F)
選手車両:
「Aeroad CFR」ナイロ・キンタナ(コロンビア代表、アルケア・サムシック所属)
「Lux CF SLX」マチュー・ファンデルプール(オランダ代表、アルペシン・フェニックス所属)

期間:7月31日(土)から8月6日(金)12時から19時
場所:RAPHA TOKYO(東京都渋谷区千駄ヶ谷3-1-6)
選手車両:
「Aeroad CFR」ハンナ・ルートヴィッヒ(ドイツ代表、キャニオン・スラム所属)

期間:8月7日(土)
場所:筑波8時間耐久レース(自転車レース会場)
選手車両:
「Aeroad CFR」ハンナ・ルートヴィッヒ(ドイツ代表、キャニオン・スラム所属)

期間:8月14日(土)
場所:滋賀県草津ナイトレース(自転車レース会場)
選手車両:
「Aeroad CFR」ナイロ・キンタナ(コロンビア代表、アルケア・サムシック所属)

期間:8月15日(日)から22日(日)12時から20時、土日祝は11時から19:00時
場所:RAPHA OSAKA(大阪市北区曽根崎新地2-6-21)
選手車両:
「Aeroad CFR」ナイロ・キンタナ(コロンビア代表、アルケア・サムシック所属)

期間:8月27日(金)から8月29日(日)
場所:RAPHA Prestige やくらい(宮城県加美郡加美町 やくらいガーデン)
選手車両:
「Aeroad CFR」ナイロ・キンタナ(コロンビア代表、アルケア・サムシック所属)

【了】

【画像】ジャパニメーションにインスピレーションを受けた自転車の痛車を見る(7枚)

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Writer: 山本健一

サイクルジャーナリスト(人力バイクのほう)。ジャーナリスト歴20年、自転車競技歴25年の公私ともに自転車漬け生活を送る。新作バイクレビューアー、国内外レースイベントやショーの取材、イベントディレクターなど、活動は多岐にわたる。

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