シンセ黎明期を舞台に女性の活躍描くエレクトロ青春物語『ショック・ドゥ・フューチャー』

1970年代を舞台に、シンセサイザーに魅せられた女性ミュージシャンの苦悩と葛藤、希望と戦いを描く“音楽業界青春映画”『ショック・ドゥ・フューチャー』が、2021年8月27日(金)より全国順次公開中です。

70年代エレクトロ・シーンをスクリーンで体感

 シンセサイザー、いわゆる“電子楽器”による大衆音楽が浸透し始める直前の1970年代フランス・パリを舞台に、女性ミュージシャンの苦悩と葛藤、希望と戦いを描く“音楽業界青春映画”が『ショック・ドゥ・フューチャー』です。

『ショック・ドゥ・フューチャー』(c)2019 Nebo Productions – The Perfect Kiss Films – Sogni Vera Films

 本作の主人公は、依頼されたCM曲の製作に手こずり自信を失いかけていた若手ミュージシャンのアナ。ある日、壊れたシンセサイザーの修理に来た技術者が持っていた日本製のリズムマシン(ROLAND CR-78)に魅せられたアナは、「これがあれば、ものすごい曲を作れる!」とひらめき、頼み込んで貸してもらうことに。歌手のクララと話しているうちにアイデアが浮かんだアナは即興で曲を作り始め、その夜のパーティーで業界の大物プロデューサーに“未来の音楽”を売り込むのですが……。

 スロッビング・グリッスルやスーサイド、ディーヴォなど当時の先鋭的なエレクトロ・シーンを代表するアーティストの楽曲が物語を彩り、いま観てもクールな衣装や小道具にも目を奪われます。主人公アナを演じるのは、世紀のカルト傑作『エル・トポ』(1969年)や、未完に終わった幻のSF大作の真実を描く『ホドロフスキーのDUNE』(2013年)などで知られるアレハンドロ・ホドロフスキー監督の孫娘、アルマ・ホドロフスキー。意志の強さを感じさせる祖父譲りのキリリとしたルックスと緩急をつけた熱演で、観る者をストーリーに惹き込んでいきます。

『ショック・ドゥ・フューチャー』(c)2019 Nebo Productions – The Perfect Kiss Films – Sogni Vera Films

 日本を代表するテクノユニット、電気グルーヴの石野卓球氏もレコメンドする『ショック・ドゥ・フューチャー』は、2021年8月27日(金)より新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国順次公開中です。

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