マーベル初のアジア系スーパーヒーロー大活躍!『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

アメコミ映画でお馴染みのマーベル・スタジオの最新作。同スタジオ初となるアジア系スーパーヒーローを主役にした最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、2021年9月3日(金)より全国公開されます。

新たなフェーズに突入したMCUの“新しい”ヒーロー物語

『アベンジャーズ』(2012年)ほか、アメコミ・ヒーロー映画でお馴染みのマーベル・スタジオが贈る最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。世界中のアメコミファンが待ちに待った本作は、同スタジオ初のアジア系スーパーヒーローが大活躍するファンタジー・アクション映画です。

マーベル初のアジア系スーパーヒーロー最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(c)Marvel Studios 2021

 かつて父ウェンウーが率いる犯罪組織で、幼い頃から苦しい修行に耐えてきたシャン・チー。もはや敵う者のいない“最強”の存在として鍛えられた彼は、組織の後継者になることを期待されていました。しかし、悪の組織を率いるには優しすぎたシャン・チーは自ら戦うことを禁じ、その運命から逃げ出してアメリカ・サンフランシスコに移り住みます。

 過去の自分を捨て、平凡なホテルマンとして暮らしていたシャン・チー。しかし、悪に染まったウェンウーが伝説の腕輪<テン・リングス>を操って世界を脅かしはじめ、ついにシャン・チーは封印していた力を解き放ち、最恐の父と対峙することに。はたしてシャン・チーは自らの宿命に抗い、大切な人々を救うことができるのでしょうか――?

 アジア系キャスト大集合の本作は、もはやそれだけで観る価値あり。父ウェンウーをトニー・レオンが演じると発表されたときは多くの映画ファンから驚きの声があがりましたが、トニー・レオンとミシェル・ヨーの存在が若手キャスト中心の本作を引き締めてくれていることがわかります。怪しい武器を操るトニー・レオンは、往年のファンからの黄色い悲鳴が聞こえてきそうなカッコよさです。

 また、NY出身のラッパーでもあるオークワフィナと、人気コメディアンのロニー・チェンにも注目したいところ。特にオークワフィナは『オーシャンズ8』(2018年)と『クレイジー・リッチ!』(2018年)という大ヒット作で存在感を発揮し、アジア系アメリカ人の葛藤を描いた悲喜劇『フェアウェル』(2019年)でアジア系女優として初のゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得するなど、いまやハリウッドでもっとも期待される女優として注目を浴びています。

 同じくマーベルの『ブラックパンサー』(2018年)が多くのアフリカ系の人々に希望を与えたように、ヘイトクライムが深刻な問題になっている今だからこそ、この『シャン・チー』が世界中のアジア系の人々に勇気を与えてくれることでしょう。

マーベル初のアジア系スーパーヒーロー最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(c)Marvel Studios 2021

『アイアンマン』(2008年)をはじめ、過去作品にも度々登場してきた<テン・リングス>の正体をはじめ、映画本編にはアッと驚く描写が満載。新たなフェーズに突入したマーベル・スタジオによる、あらゆる面で“新しい”ヒーロー物語『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、2021年9月3日(金)より全国公開です。

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