リーアム・ニーソン主演! トラック野郎たちの濃厚な人間ドラマ『アイス・ロード』

リーアム・ニーソン主演最新作。鉱山に閉じ込められた作業員を助けるために、腕利きのトラックドライバーたちが氷上で熱い戦いを繰り広げる映画『アイス・ロード』が、2021年11月12日(金)より全国公開されます。

まさに薄氷の上をいくサスペンスムービー

 サム・ライミ監督の『ダークマン』(1990年)で哀しき異形のヒーローを演じ、その後『シンドラーのリスト』(1993年)でアカデミー賞ノミネート、さらに『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)でジェダイとなり、56歳で主演したリベンジアクション『96時間』(2008年)の大ヒットによって世界的ブレイクを果たしたリーアム・ニーソン。そんな名優の主演最新作『アイス・ロード』は、これまでのリーアム作品とは一味違うサスペンス映画に仕上がっています。

『アイス・ロード』(c)2021 ICE ROAD PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

 本作でリーアムが演じるのは、長距離トラック運転手のマイク。カナダの鉱山で爆発事故が起こり、地下に閉じ込められた26人の作業員を救うための装置を運ぶべく集められた、4人のトラックドライバーの中の一人です。

 しかし彼らが走るのはハイウェイではなく、「アイスロード」と呼ばれる凍った湖上の幹線道路。真冬には約2メートルの厚さの氷が張るため数十トン級の車両も通行可能なのですが、物語の舞台となるのは初春。つまりアイスロードの氷も薄くなっており、走り方を間違えれば凍てつく湖に“ドボン”というわけです。マイクには危険なミッションと引き換えに高額報酬を受け取らなければならない事情があるのですが、この鉱山事故にはある陰謀が隠されていて……。

ローレンス・フィッシュバーンは『バイカーボーイズ』(2003年)でカスタムされたGSX1300Rハヤブサに乗った(写真:スズキ・隼2014年モデル)

 近年はアクション映画で存在感を発揮していたリーアムだけに、バイクに乗るシーンもさぞ多かろうと思いきや、実は過去に大きな事故を起こした経験からバイクに乗ることをを避けているんだそう。本作には彼の他にもベンジャミン・ウォーカーやホルト・マッキャラニーなど、とにかくゴツめの俳優たちが多数出演しているのですが、やはりバイク野郎たちのドラッグレースにかける情熱を描いた『バイカーボーイズ』(2003年)に出演していたローレンス・フィッシュバーンが一番のバイカーでしょう。フィッシュバーンは同作で、ド派手なカスタムペイントが施されたスズキGSX1300Rハヤブサに乗っています。

『アイス・ロード』(c)2021 ICE ROAD PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

 ドンパチ&格闘アクションよりも、複雑な人間ドラマに比重を置きはじめたリーアム。70歳を目前にして、凍てつく湖に入る命がけのスタントにも挑戦した意欲作『アイス・ロード』は、2021年11月12日(金)より全国公開です。

『アイス・ロード』予告編

【了】

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