美味しいアジフライを求めて走る旅 大津漁港の食堂メニューに苦悩 北茨城市はあんこう鍋発祥の地だった!!

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえるお店を紹介します。北茨城市の「大津漁協直営市場食堂」を訪れました。

魅惑のあんこう料理に、心が揺れる……

 美味しいアジフライを求めてやってきたのは、茨城県の最北エリア、北茨城市です。お隣は福島県いわき市、つまり関東地方の北端になる市のひとつです。

やってきたのは大型の漁船が入る北茨城市の「大津漁港」。この季節(11月から3月)を代表する味覚は「あんこう鍋」だとか

 北茨城市の大津漁港で美味しいアジフライが食べられると聞いてやってきた筆者(増井貴光)ですが、この季節(11月から3月)の名物は「あんこう鍋」、とくに発祥の地と言われているここ北茨城市は、水を使わずに調理する「どぶ汁」が有名です。これはアジフライを食べている場合ではないのでは……と悩みつつ現地に到着しました。

 漁港にある「大津漁協直営市場食堂」が今回の目的地です。ちょうど昼時ということもあって店内は混雑していますが、待つこともなくテーブルに着けました。メニューを見ると美味しそうな刺身や天丼がてんこ盛りです。しかし各種定食にも揚げ物にも「アジフライ」の文字はありません。まさかの不発か!? と焦りながら店内を見渡すと、カウンターにメニューには無いお品書きがズラリ……ありました! 「産地・地物・千葉」と書かれたアジフライのお品書きが! 単品550円となってますが、訊くと定食は950円とのことでした。

 しかしじつは、この時点ではまだ心が決まっておらず「アジフライ定食」にするか、「あんこう竜田丼」にアジフライを単品で追加するか悩んでいたのです。そんな筆者の心を知ってか知らずか「はい、アジフライ定食ね」とお店の方は厨房に行ってしまいました。まぁいいか……。

市場食堂のアジフライ定食。みそ汁のお椀が大きくてビックリ。アジフライの付け合わせはキャベツとトマト、そしてタルタルソースも。口直しのオレンジもポイント高い

 待つこと10分ほどでアジフライ定食がやってきました。アジフライは普通サイズが2枚、ご飯と大きなお椀に入った白味噌のみそ汁に浅漬けともずく酢、それにデザートのオレンジがセットです。

 早速アジフライをいただきます。綺麗に揚げられた衣はサクサク、厚手の身は柔らかく濃厚な味、これは美味い! タルタルソースが添えられていますが、そのままでも十分な美味しさです。この連載でアジフライを求めて訪れた店は18件目になりますが、コイツはかなりレベルが高いです。白飯との相性も最高、あんこう竜田丼に浮気しなくて良かった……。

 アジフライそのままの味を堪能してからタルタルソース、ウスターソースと味変しながら完食しました。満足感いっぱいでお店を後にします。

昭和35年(1960年)に設置された「大津岬灯台」。現在の灯台は、東日本大震災での倒壊から再建したもの

 食後のショートツーリングに向かったのは「大津岬灯台」です。それほど大きくありませんが、関東最北の灯台です。“端っこ好き”としてはポイントが高いですね。

 バイクを停め、歩いて「五浦岬公園」へ。五つの浦と書いて「ごうら」では無く「いづら」と読みます。最近では「いつうら」と呼ばれることも多いそうです。海面から50mほどの断崖絶壁の上にあり、展望台からは五浦海岸全体と、南北の海岸線が広く見渡せる気持ちの良い場所です。また、日本の近代美術の先駆者と言われる岡倉天心が建てた六角堂も見えます。公園内には岡倉天心の伝記映画「天心」で使われたセットがあり、見学することもできます。

大型の漁船が入る大津漁港。漁船に吊られているのは底引網だろうか? メンテナンスをしていた模様

 今回訪れた市場食堂と同じ敷地内には「北茨城市漁業歴史資料館 よう・そろー」があり、漁業や海、東日本大地震に関する展示がされ、予約制ですが漁船に乗って漁業体験もできるそうです。シラス漁が主ということですが、アジが獲れることもあるそうです。

 まだまだ他にも見所がありそうなので、筆者は一泊して「どぶ汁」を食べて行くべきか悩んでいます。もともとは漁師が船の上で冷えた体を温めるために食べたという説もあって、冬の冷え切ったライダーの身体にも良さそうです。

■大津漁協直営市場食堂
所在地:茨城県北茨城市関南町仁井田789-3
営業時間:11時から14時30分(水曜定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

【了】

【画像】北茨城市「大津漁協直営市場食堂」で堪能したアジフライ定食を見る(18枚)

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