アプリリアのオフロードモデル「トゥアレグ660」を発表【EICMA 2021】

アプリリアは、新型オフロードモデル「トゥアレグ 660(海外仕様車)」を2021年11月25日から28日にかけて一般公開されるイタリア・ミラノで開催されるバイクの見本市「EICMA 2021」で公開します。

アプリリア660のプラットフォームを使用したオフロードモデル登場

 アプリリアは、新型オフロードモデル「Tuareg 660(トゥアレグ660)」を2021年11月25日からイタリア・ミラノで開催されているバイクの見本市「EICMA 2021」で公開しました。

アプリリアの新型オフロードモデル「トゥアレグ 660」

 アプリリア660のプラットフォームを使用したオフロードモデル「トゥアレグ660」は、1985年にアプリリアが発表した名前を持つ真のオフローダーです。トゥアレグ660は、RS 660やTuono 660のようなストリートスポーツに特化したモデルに続く、本格的なオフロードバイクです。

 トゥアレグ660は、単気筒のエンデューロとミドルレンジのアドベンチャーバイクという、これまで相反する2つの世界を理想的に統合するものとして設計、開発、製造されました。

排気量659cc並列2気筒エンジンを搭載

 トゥアレグ660は、ツアラーとしての個性を最大限に活かしながら、低回転でもスロットルに即座に反応する80hp/9250rpmの排気量659cc並列2気筒エンジンを搭載。また、乾燥重量187kgとすることで、オフロードライディングのレベルをアドベンチャーバイクへと引き上げています。

 困難なオフロードでのヘビーデューティーな使用を想定して開発されたフレームは、エンジンをフレームに固定する6つのアンカーポイントにより、構造的な堅牢性が保証されています。

フロント2.5×21インチ、リヤ4.5×18インチでピレリ製スコーピオンラリーSTRタイヤを装着

 サスペンションはフルアジャスタブルで、オフロードのあらゆる障害物を克服すると同時に、ライダーとパッセンジャーの快適性を確保。また、アルミ製リムのサイズは、フロント2.5×21インチ、リヤ4.5×18インチでピレリ製スコーピオンラリーSTRタイヤが装着されています。

 18リットルのタンクは、脚部に大きくテーパーが付けられています。垂直に展開することで、ライディングダイナミクスに影響を与えることなく、燃料を重心の近くに保つことができます。

 トゥアレグ660のデザインは、カリフォルニア州パサデナにあるピアジオグループのスタイルの拠点PADC(Piaggio Advanced Design Center)で行われ実用性を重視し、余計な要素を一切排除しています。

液晶メーターには、様々な情報が表示されます

 最先端の液晶メーターには、トラクションコントロール、クルーズコントロール、エンジンブレーキ、カスタマイズ可能なエンジンマップなど、APRCの電子制御装置一式が搭載されています。

■トゥアレグ660のAPRCパッケージ

ATC:Aprilia Traction Control(アプリリア・トラクション・コントロール)。4段階に調整可能なトラクションコントロールで、緻密で高性能なロジックとオペレーションが特徴です。

ACC:アプリリア・クルーズ・コントロール:スロットルを操作することなく、設定した速度を維持することができ、走行中に非常に便利です。

AEB:Aprilia Engine Brake(アプリリア・エンジン・ブレーキ) スロットルを閉じたときのエンジンブレーキを制御するシステム。

AEM:Aprilia Engine Map:3種類のマッピングがあり、エンジンの特性や出力の出し方を変えることができます。最大出力の変更はありません。

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 EICMA2021で公開されたアプリリアの新型オフロードモデル「トゥアレグ660」。日本への導入に期待したいところです。

【了】

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