意外と知らない?ナンバー灯の保安基準とは

バイクのナンバー灯の保安基準を知っていますか? いったいどんなルールが定められているのでしょうか。

ナンバー灯に定められた保安基準とは?

 バイクのナンバー灯(ライセンスランプ)は、法律上では番号灯と呼ばれ、道路運送車両法で「道路運送車両の保安基準」が定められています。

バイクのナンバー灯(ライセンスランプ)は、法律上では番号灯と呼ばれ、道路運送車両法で「道路運送車両の保安基準」が定められています
バイクのナンバー灯(ライセンスランプ)は、法律上では番号灯と呼ばれ、道路運送車両法で「道路運送車両の保安基準」が定められています

 道路運送車両の保安基準では、原動機付自転車とクルマの保安基準は別々。道路運送車両法における原動機付自転車とは、排気量125cc以下のバイクを指します。そして原付の番号灯の保安基準は道路輸送車両の保安基準第62条の2で、次のように規定されています。

「原動機付自転車(最高速度20キロメートル毎時未満のものを除く)の番号灯は、夜間にその後面に取り付けた市町村の条例で付すべき旨を定めている標識の番号等を確認できるものとして、灯光の色、明るさ等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。

2.番号灯は、その性能を損なわないように、かつ、取付方法等に関し告示で定める基準に適合するように取り付けられなければならない」

 この、市町村の条例で付すべき旨を定めている標識とはナンバープレートのことなので、つまり、原付の番号灯は、ナンバープレートの番号が確認できる必要があり、色や明るさなどは定められた基準に適合したものでなければなりません。

原付の番号灯の保安基準は道路輸送車両の保安基準第62条の2で、次のように規定されています
原付の番号灯の保安基準は道路輸送車両の保安基準第62条の2で、次のように規定されています

 この色や明るさなどの基準が定められているのが、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」です。道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第261条には、番号灯は夜間後方8mの距離からナンバープレートの番号などが確認できること、灯色は白色であること、灯器が損傷し、またはレンズ面が著しく汚損しているものではないこと、運転者席において消灯できない構造または前照灯が点灯している場合に消灯できない構造であること、点滅しないものであること、運転操作を妨げるものでないこと、などが明記されています。

排気量が125ccを超えるバイクの場合は、夜間後方20mの距離からナンバープレートの数字等の表示が確認できることが重要です
排気量が125ccを超えるバイクの場合は、夜間後方20mの距離からナンバープレートの数字等の表示が確認できることが重要です

 また、排気量が125ccを超えるバイクの場合は、夜間後方20mの距離からナンバープレートの数字等の表示が確認できなければならないなど、原付に比べて保安基準が厳しくなっていることが特徴です。それらの保安基準を満たさない状態で公道を運転すれば違反となり、取り締まりの対象になります。

 番号灯の球切れなどは気付きにくいので、注意しましょう。番号灯の球切れは整備不良(尾灯等)に該当し、減点1点に加え、原付であれば反則金5000円が科せられます。

 また、番号灯の汚れなどにより明るさが低下し、ナンバープレートがよく見えない状態や、接触不良などによって番号灯が点滅している状態も、もちろん違反。メンテナンスの際は、番号灯も忘れずに点検するよう心がけましょう。

ナンバー灯が切れて困ることとは?

 番号灯で問題になるのは、警察による取り締まりだけではありません。原付には車検はありませんが、車検が必要な排気量250ccを超えるサイズのバイクでは、番号灯が保安基準を満たしていないと、車検にとおることができません。

車検が必要な排気量250ccを超えるサイズのバイクでは、番号灯が保安基準を満たしていないと、車検をとおすことができません
車検が必要な排気量250ccを超えるサイズのバイクでは、番号灯が保安基準を満たしていないと、車検をとおすことができません

 また、昨今では、LEDを使用した番号灯を取り付けている車両を見かけるようになりましたが、LEDだからといって車検がとおらないことはないものの、色が青みのある白の場合、車検の際に青色と判断されてしまえば、車検にはとおりません。

そのため、明るさ不足やナンバープレート全体を照射できないLEDには要注意。LEDを使用した番号灯を取り付ける際は、保安基準を満たし、車検がとおる仕様になっているかどうかを確認することが大切です。

 ナンバープレートに関連する基準は番号灯以外にも、ナンバープレートの位置や角度、フレームなどについてのルールが存在します。特に、角度(上下向き・左右向き)、フレーム、ボルトカバーの基準は新しくなっているため、確認しておくと良いでしょう。2021年10月1日以降に初めて登録・検査・仕様の届け出をする車体から、新基準が適用されています。

ナンバープレートに関連する基準は番号灯以外にも、ナンバープレートの位置や角度、フレームなどについてのルールが存在します
ナンバープレートに関連する基準は番号灯以外にも、ナンバープレートの位置や角度、フレームなどについてのルールが存在します

 具体的な変更点としては、以前は「自動車の運行中番号が判読できるような見やすい角度にナンバープレートを取り付けること」とだけ規定されていました。しかし新基準では、バイクのナンバープレートの場合、上向き40度から下向き15度、左右向き0度、フレームの使用禁止などが規定されています。

 これにより、ナンバープレートを回転させて縦置きに取り付けたものや、ナンバープレートを折り返したもの、フレームがナンバープレートの文字にかかり判読が困難なものなど、多少の変更も禁止です。

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