【ダカールラリー2022ステージ3】Heroのホアキム・ロドリゲス選手がステージ初優勝
ダカールラリー2022のステージ3は、Hero Motorsports Team Rallyのホアキム・ロドリゲス選手が6度目のダカールラリー挑戦でステージ初優勝を飾りました。
Heroのホアキム・ロドリゲス選手がステージ初優勝
ダカールラリー2022のステージ3は、カイスマフでのループステージとして再設定され、255kmのスペシャルステージと380kmのリンクセクションへと短縮ループステージとして開催されました。気温10度を下回る中、214kmのリエゾンからスタートし、その後、タイムアタック形式のスペシャルステージ(以下:SS)がスタート。ステージ3は高速スピードの砂地で成り、途中2つの砂丘と12kmのオフピストのコースが続き、Hero Motorsports Team Rallyのホアキム・ロドリゲス選手がステージ初優勝を飾りました。
ステージ2位には、Red Bull KTM Rally Factory Teamのトビー・プライス選手、3位はRockstar Energy Husqvarna Factory Racingのスカイラー・ハウズ選手が入っています。
前日優勝を果たしたバレダ選手は、ルートを切り拓きながらのラリーで総合上位選手からタイムを失うと予想されていましたが、トップとわずか10分半の差でステージ3をフィニッシュし、総合順位では首位と23分27秒差で12位につけています。
ホンダ勢を牽引しうるキンタニラ選手はステージ4を念頭に置いていましたが、タイムロスのため22位でステージ3を終えています。総合首位は、GASGAS Factory Racingサム・サンダーランド選手、2位Monster Energy Yamaha Rally Teamエイドリアン・ヴァン・ベヴェレン選手、3位Red Bull KTM Factory Team マティアス・ウォークナー選手です。
■リッキー・ブラベック選手(ステージ6位/総合19位)
調子のいい一日でした。数日前の雨の影響で、砂や泥はまだ湿気を含んだ状態でした。集団の後方からスタートするということは、谷や砂丘を前方のライダーたちが残したラインが見えるため、ナビゲーションの不安がなく、前方からスタートするより楽ではあります。今日は今まで一番だったぐらいあっという間に過ぎた日でした。まだ3日目ではありますが、少し遅れをとっています。明日がどうなるか状況を見ながら、最終日までプッシュして戦います。
■ホセ・イグナシオ・コルネホ選手(ステージ11位/総合17位)
今日のステージの結果には満足しています。長距離でとても楽しいステージでした。各ライダーたちとのタイム差はわずかであまり差をつけることができませんでしたが、明日のステージに向けていいポジションを獲得できたと思います。今日のステージ首位からさほど大差をつけることなく終えることができたので、日ごとに縮めていけるように集中して走ります。明日が昨日に比べてスムーズに流動的、かつナビゲーションもうまくいくことを願って、万全の準備をして迎えたいと思います。?
■ホアン・バレダ選手(ステージ20位/総合12位)
そこまで悪い結果ではなく、いいステージになったと思います。スペシャルステージを通してルートを切り拓き、200km辺りまではナビゲーションもうまくいき力強く進むことができました。しかしウェイポイントが砂丘の中にあり、後続のグループが到着するまでに10分ほどロスをしてしまったと思います。とはいえ、今日の自分の仕事には満足しています。
■パブロ・キンタニラ選手(ステージ22位/総合7位)
多くの砂丘と砂地で成る、ナビゲーション力が試されるステージでした。誰かがミスをした時に備え、序盤はいいペースでプッシュしながら進みました。明日のステージが重要ではあるのですが、今日は終盤に前方の集団のナビゲーションに着いていこうとしたため、スピードを落として何分かタイムを失ってしまいました。明日は今大会最長のスペシャルステージとなり、一番難しいステージなるかもしれません。追い上げるのに好ポジションにいるので、明日は少しでも総合順位のタイムを削ることができるように戦います。
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総距離707kmのステージ4は、高速トラック、砂丘、岩、石や枯れ川など今大会最長となる465kmのSSが待ち構えています。